B1 20-21シーズン シーホース三河のスタッツ

この記事では、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21」進出を決めたシーホース三河の4Factors、攻撃・守備のスタッツと、昨季の数字との比較を行います。

1.三河の4Factors

三河①

攻撃面では、シュート効率がリーグ2番目の高さで特に優れています。ターンオーバー率もリーグ3番目の低さで、手堅く・効率の良いオフェンスが持ち味。フリースロー獲得率はリーグで一番低いですが、ファウルを受けずにシュートを打てる局面を作り出すのが上手いから。

オフェンスリバウンド獲得率は平均を下回りますが、ディフェンスリバウンド獲得率はリーグ6番目の高さで、攻守が切り替わる時に早く戻ることを優先させています。因みに、2020-21シーズンの5月2日開催の試合終了時で、三河のオフェンスリバウンド(OR)数は438本。ポイントガードのカイル・コリンズワース選手が3分の1にあたる146本のORを獲っています。

守備面では、フリースロー献上率がリーグ3番目の低さで、相手のシュート効率は平均より高く、相手のターンオーバー率は平均よりも低いです。

2.三河の攻撃・守備のスタッツ

三河②

細かいスタッツを見ると、フィールドゴール成功数はリーグトップの数字です。これは、2点シュートの成功率がリーグ3位の56.0%で、3点シュート成功率がリーグ2位の38.1%と高確率であること、ターンオーバーがリーグで2番目に少ないことと、フリースロー獲得本数がリーグ最少だからです。

アシストはリーグ2番目の多さで、フィールドゴール成功率の高さを支えています。次に、昨季の数字との比較に移ります。

3.昨季と今季の比較① 攻撃面

三河③

攻撃面では、40分あたりの得点が2.7点増えました。2点シュート試投数とフリースロー獲得数が減り、3点シュート試投数が増えています。また、アシスト数が増えて2点・3点シュートともに成功率を上げています。

守備面では、どのように変わったでしょうか?

4.昨季と今季の比較② 守備面

三河④

40分あたりの失点が2.5点減りました。攻撃面の比較の際に、ターンオーバーからの得点が2.2点増えていることが分かりましたが、相手のターンオーバーが2.3増えています。

また、速攻からの失点・ペイントエリアでの失点・セカンドチャンスからの失点がいずれも2点以上減っていることから、素早く戻ってゴール下の守りを固めていることも分かります。2点シュート被試投数が減り、3点シュート被試数が増えたことと、3点シュート被成功率が下がっていることからも、相手がリング近くにボールを持ち込みにくいことが垣間見えます。

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