事務所のパソコン環境どう作る?
パソコンを導入しようと決まったけど、
なにをどのように準備していけばいい?
事務所へのパソコンやネット回線の導入を順に説明します。
私が現在行っている新規店舗への導入が基ネタです。
パソコンなどの機器設置場所を決める
最初に考えるのは、事務所内での機器配置です。
ネットを利用したパソコン環境では、最低でも以下の機器が必要です。
1) パソコン
2) プリンター(あると便利)
3) ONU
4) ルータ
5) HUB(ハブ)
6) LANケーブル
それぞれの機器を配置します。
まずは机上で妄想配置をしましょう。
それぞれの置き場を決めます。
悩む場合は仮の置き場を決めておいて、後で場所を確定させれば良いです。
・ONUとルータ
・HUB
・パソコン(共用?専用?)
・プリンター
ONUとルータの設置場所を決める
まず、ONUとルータの設置場所を決めましょう。
ONUは、外から引き込んだ光ケーブルを接続する機器です。
場所の候補として、
・室内の棚へ置く
・専用スペースを作る
・壁付けする
・電話機の隣
何も考えずに場所を決めるなら、電話機の隣が第一候補です。
ONUやルータはそれほど大きな機器ではありません。
電話機のそばに場所を確保しても良いと思います。
検索で出てくる「ONUとルータの設置場所」の例です。
ONUとルータの設置場所(←タップ、または右クリック~新しいタブで開く)
私個人的には、
「光ケーブルを引き込んだ場所の近く」
にONUやルータを置いておくと、後々のメンテ時に分かりやすいと感じています。
弊社では、1店舗で5回線の光回線を利用します。
棚に置くとONUだけでスペースが専有されてしまい、さらにLANケーブルもたくさんあるのでスパゲティ状態に・・・。
少しでも露出の配線を減らしたいし、露出する機器や線も少なくしたいので、ONUは壁面に設置した「MDF盤」へまとめて格納しています。
・MDF盤内にONUを5台設置(ほぼ壊れない)
・棚へルータを設置(ランプ確認したり、メンテする可能性ある)
光ケーブルの引き込み工事
光ケーブルは、NTTの業者が引込み工事を行います。
光回線を電柱から分岐して、室内まで実線を引っ張ってくる工事です。
ネットワーク業者は様々ありますが、最終的にはNTTが請け負っているので工事担当者はNTTさんからの依頼業者が来ます。
一戸建て住宅の場合は、電話線の引き込み用として電話の設置場所まで配管が敷設してあることがほとんどです。
引き込み経路は
『 外壁~配管~電話の設置場所近く 』
となると思います。
業者さんは慣れているので、
「当日確認、当日作業完了」
と、当たり前のように工事してしまうことがほとんどです。
作業内容に不安があるようでしたら、事前にNTTさんに現地を確認していただくようにお願いしましょう。
配管が無い場合でも回線の引き込みは可能です。
・エアコンの配管周辺のすき間を使用する
・換気扇のすき間を使用する
など、回線を引き込む場所を探していただけます。
最終手段は「壁への穴開け」ですが、これは本当に最後の最後です。
私の経験では、穴を開けての回線引き込みは行ったことがありません。
分からないことがあればNTTさんに相談すれば問題なしです。
遠慮せずに問い合わせしてください。
光ケーブルの引き込み例(←タップ、または右クリック~新しいタブで開く)
なお、
・一戸建て
・ビルなどの賃貸
など、事務所の設置場所によって引き込み方に違いがあります。
NTTさんなど、専門の業者様はノウハウを持っているので、業者におまかせで良いと思います。
・建物オーナーの許可が必要
・工事実施時は建物管理者の立会いが必須
・決まった経路を使わなければならない
など、制限がある可能性があります。
貸しビルなどのテナントをご利用の場合は確認しておくことをおススメします。
弊社店舗の光回線引込み工事
ホントなら平面図を出して
「ここをこう通って・・・」
と説明したいのですが、コンプライアンス上無理でして、スミマセン。
弊社での店舗工事では、引き込み口(外壁)から引き出し口(室内のMDF盤)までの距離が数十メートルあります。
実線の引き込み作業だけで数時間かかるのが普通です。
作業をスムーズに行うため、工事とは別の日に業者が事前に引込み経路を現地確認します。
・脚立だけで作業できる?
・高所作業車は必要?
・配管はある?
・MDF盤の場所は?
・引き込み口は?
経路にもよりますが、引き込み工事は「2時間〜4時間」かかりますね。
大抵の場合、引き込み口からMDF盤までが40mほどあるため、作業員は3~4人来ています。
微妙に人手が足りない時とか、少しだけ手伝ったりしてます。
おかげで、コネクタ作りとか、通線方法とか、通線するときの道具の使い方とか、いろいろ教えてもらいました。
そうこうしているうちに、そんなに遠くなければ自力でも通線作業ができるようになりました。
自分で作業できると、足りない時にすぐ施工できるし、費用もかからないし、なにかと便利です。
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