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インターネット接続方法@自宅の場合

ご家庭で光回線を使ってインターネットに接続することが普通になりました。
しかも、インターネットに接続するのはパソコンだけではありません。

・スマホ
・タブレット
・プリンタ
・テレビ
・DVDレコーダー
・ゲーム機
・iPODなどの音楽再生機
・スマートスピーカー
・デジタルフォトフレーム
・見守りカメラ
・警備システム

などなど、いろんな機器をインターネットに繋げることが当たり前になりつつあります。
技術の進歩は素晴らしいですね。

家庭で使うインターネット環境と、会社で使うインターネット環境。
何が違うのか気になったことはありませんか?
どんな違いがあるのか?
比べてみたいと思います。

まず、自宅のインターネット環境がどういうものなのかを解説します。

自宅でインターネットに接続する

ご自宅に光回線のインターネットを開通させる場合は、以下の手続きをするのが一般的です。

それでは、インターネット接続の詳細を見ていきましょう。

自宅でのインターネット接続構成例

パソコン、スマートフォン、タブレット、プリンターを使うことにします。

上図はご家庭でインターネットへ接続するときの機器構成です。

使う機器類はが下記です。
・ONU(NTTからのレンタル支給)
・ルータ
・LANケーブル
・パソコンなどの機器

そして、追加で必要になるかもしれない機器。
〇 HUB(ハブ)
〇 AP(アクセスポイント:無線LANアンテナ)

機器の説明

各機器について説明します。
深く知りたい場合はググってみてくださいね。

ONU(オー・エヌ・ユー、光回線終端装置)

ONUは、光信号をデジタル信号に変換します。
NTTからのレンタル品です。

丈夫です。ほとんど壊れません。

「CAF(キャフ)番号」という、一意の識別番号が設定されていまして、障害が発生したり、契約内容を変更したり、解約したりするとき、このCAF番号をNTT様やプロバイダに伝えて対応していただきます。
(ネットワークの設定や料金の請求も、このCAF番号ごとに行われます)

実は、ONUとパソコンをLANケーブルで直結すればインターネットへ接続することができてしまいます。
ただし、ONUと直結したパソコン1台しかインターネット接続できません。
複数台をネットに繋げたい場合は、ONUのほかにルータが必要です。

ルータ(WiFiルータ)

ONUの次に繋げる機器が「ルータ」です。
このルータにネットワークの設定が詰まっています。

ONUとルータを接続します。
ルータの先へパソコンなどの機器を接続していきます。
ルータは、パソコンなどの機器がネットワークへ接続できるように、パソコンなどの機器に対してIPアドレスの割り当てを行っています。

なお、NTTへ依頼する場合、家庭用としては、ONUにルータ機能が組み込まれた機器(ホームゲートウェイ)を使うことが多いです。
NTTで準備してもらえるので、詳細まで知らなくてもインターネットを使うことができるのが便利です。

ルータの設置にはいくつかやり方があります。
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・光回線会社(NTTなど)からレンタル
・自前でルータを準備して、業者に設定してもらうか自分で設定する
・設定済みのルータを送ってもらって、ONUとLANケーブルで接続するのは申込者が行う
=====

ルータにWiFiルータ機能が付いている場合は、機器に「SSID」が記載されています。
SSIDは、無線LANに接続するためのIDです。
SSIDと一緒にパスワード(キーコード)も記載されているのが一般的です。
スマートフォンやゲーム機など、無線接続する機器にSSIDを設定すれば、無線LANでインターネットを使うことができます。

ホームゲートウェイ

ONUと同じく、NTTからのレンタル品です。
ONUか、またはホームゲートウェイのどちらかが設置されます。
一般家庭でインターネット接続、そしてIP電話を使用する場合、この「ホームゲートウェイ」が使われています。

・ONUとルータの機能を持っている
・IP電話を使う場合はホームゲートウェイが必須
・無線LANアンテナ(別の呼び方:WiFiルータ、アクセスポイント)の機能も持っている

ホームゲートウェイがあれば、別途ルータやWiFiアンテナを購入する必要がないので便利です。
WiFiルータと同じようにSSIDやパスワードが記載されていますので、スマートフォンなどに入力して、インターネットを利用しましょう。

HUB

パソコンやプリンタを有線でネットに繋げるとき、LANケーブルを挿すポートが足りない場合にPORTを増やすために使います。

家庭でパソコン等を使う時ですが、ほとんどが無線LAN(WiFi)で接続するようになりました。
有線でネットワークに接続するのはデスクトップパソコンかテレビ(動画を見るため)くらいしかないのではないかと思います。
まだまだ、HUBを使うほど有線接続する機器の数は少ないと思っています。
ちなみに、HUBは電気屋さんで2~3千円くらいから売ってます。

ネットワークへの接続について

家庭では、パソコンなどの機器をルータやホームゲートウェイへ接続すればインターネットを利用することができます。
実際はそれぞれの機器に対してIPアドレスが割り振られているのですが、家庭ではIPアドレスを意識しなくてもインターネットが利用できるように、自動で設定できるような仕組みが採用されています。

次回は、「パソコンがインターネットに接続するときのIPアドレスの仕組み」について解説したいと思います。

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