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IPアドレス概要@家庭編

ご家庭のネットワーク環境。
DHCPという機能が使われています。
自動設定、自動接続してくれるので、IPアドレスは全く意識したことがないはずです。
そう言う私も自宅ではあまり意識していません。
解説を書いてみましたが、やっぱりネットワークは難しい・・・。

そこで結論
家庭のネット環境はつながってれば問題なし!
使えればOK!

と書いてはみましたが、せっかくIPアドレスの概要をまとめましたので、気が向いたら読んでみてください。
基本を知ることは大事です。

必ず使っているIPアドレス

パソコン、スマートフォン、プリンタなど、ネットワークに繋げて使っている機器には、必ずIPアドレス(アイピーアドレス)が設定されています。

でも、自宅でパソコンやスマホでインターネットを見ている時、IPアドレスは意識したことがないでしょう。
今回は、知らないうちに使っているけど、実は重要な「IPアドレス」の解説です。

IPアドレスってなに?

IPとは、Internet Protocol の頭文字、
ネットワークをまたいで通信を行うためのプロトコル(約束事)です。
このIPによって地球の裏側までデータを届けることができます。
それぞれの機器を識別するために、IPアドレスと呼ぶ識別子を使っています。

IPアドレスは、
192.168.0.1
というように、数字とピリオドで表します。

数字の範囲は
0.0.0.0 〜 255.255.255.255
です。
ピリオドで区切られた数字の部分のことを「オクテット」と呼び、第1オクテット〜第4オクテット、というように表現します。

※ 決まり事
IPアドレスは、同じネットワーク内では必ず違うアドレス(数字)が割り当てられていなければなりません。

パソコンに設定されているIPアドレスを知る方法

百聞は一見にしかず。
あなたが今使っているパソコンのIPアドレスを調べてみましょう。(OSはWindows)

今設定されているIPアドレスを調べるときは、コマンドプロンプト(黒い画面)を使います。

【コマンドプロンプトの起動方法】
1) [Winボタン] + [R] → 「ファイル名を指定して実行」画面を開く

2)「cmd」と入力し、「OK」ボタンを押す
  → コマンドプロンプト(黒い画面)が表示される

3) 「 ipconfig 」と入力して [Enter] 


表示された結果を見てみましょう。
ここでは、IPv4 を見ます。
(IPv6についてはまた別の機会に説明できれば・・・)
アドレスが3つ表示されていますね。
・IPv4アドレス
・サブネットマスク
・デフォルトゲートウェイ

私の感覚ですが、IPアドレスの値は
 192.168.0.*
が設定されていることが多いと感じています。
いかがでしたか?

続きまして、次の2つを説明します。
・サブネットマスク
・デフォルトゲートウェイ

サブネットマスク 

サブネットマスクは、IPv4を利用する場合に設定します。
ネットワークの範囲を指定します。
サブネットマスクを設定することにより、ネットワークを分割したり、管理しやすい構成を作ることができます。

通常パソコンを使用する時、サブネットマスクの値は『 255.255.255.0 』を設定していれば間違いありません。
複数の拠点間で通信を行う場合、上側のような構成をとる必要がありますが、まずは下半分の構成を覚えておけば大丈夫です。

同一のネットワークにいるパソコンやプリンタなどの機器は、簡単にに通信することができます。
しかし、ネットワークが同一でないパソコンなどは、ルータやネットワーク機器(L3スイッチなど)を使用して、ネットワークを切り替えて通信する必要があります。
セキュリティ設定など高度な知識が必要になることが多いので、拠点間通信を行う場合はネットワークベンダーに依頼して設定してもらいましょう。

デフォルトゲートウェイ

プライベートネットワーク上の機器がインターネットに接続するときは、アクセス先とは別にデフォルトゲートウェイを指定する必要があります。

デフォルトゲートウェイは
『通常(デフォルト)』利用する
『門(ゲートウェイ)』です。

外部のネットワークと通信する際に使用するゲートウェイ(ネットワークの接続点となる機器)のことで、ゲートウェイ機能を持ったサーバーやルータのIPアドレスを指定します。
このデフォルトゲートウェイを通ってインターネット(外の世界)と繋がります。

同一ネットワーク内に存在しない外部ネットワークと通信する必要がある際に、どのゲートウェイ(ルータ)を使用したらよいかをあらかじめ指定しておきます。 
ネットワーク内部のホストから見ると、「デフォルト(既定)」のゲートウェイさえ知っておけば、外部ネットワークとの通信はゲートウェイが取り持ってくれます。

と、説明してみましたが、難しいですね。
スミマセン。
単純に
ルータの『IPアドレス』と覚えていただければ良いです。
スミマセンでした。

アドレスの自動割り当て(DHCP)

DHCPという機能があります。

とても便利な機能でして、IPアドレスなどの設定を気にせずにネットワークへ接続することができる優れものです。

DHCPとは「Dynamic Host Configuration Protocol」の略で、 IPv4ネットワークにおいて通信用の基本的な設定を自動的に行うためのプロトコルです。

IPアドレスなどを自動で割り当ててくれます。
家庭で使用しているルータ(ホームゲートウェイ)では、この『 DHCP 』機能が動いています。

ルータは、パソコン、スマホなどに対して自動でIPアドレスを割り振ると共に、ネットワークへ接続するための設定値をパソコンなどへ送ります。
パソコンやスマホ側では、割り振られた設定値(IPアドレスなど)を自分に設定することで、ネットワークを使えるようになります。

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 パソコン:アドレス(設定値)頂戴!
 ルータ :はい、これ使って。
      サブネットマスクとデフォルトゲートウェイはこれだよ。
 パソコン:了解!つながった!
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こんなやり取りです。

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次回は、会社で固定IPアドレスを使う場合の考え方などを解説しようと思っています。

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