【自己紹介記事1】 高校中退まで

どうも, 初めまして濱田太陽(ひろあき)と言います.

2019年に小さな界隈で少し話題になった沖縄科学技術大学院大学 (OIST) に2012年に入学した一期生です. 2019年には卒業し, 博士号を一応持っています. 34人中5人が日本人でそのうちの一人でした.

現在は, 株式会社アラヤ(CEO 金井良太)でリサーチャーをしています. 理由は別の機会で詳しく書いておきたいと思うんですが, CEOの金井さんのビジョンに興味があったのと, 新しいアカデミアとビジネスのエコシステムを作りたかったからです.

本当に卒業生かどうかの一応証拠としてこちらを置いておきます.

学振もとったことがないし, 何か特別な賞をもらったことがあるわけでもないです (内藤財団の研究助成金をもらったぐらい). 

父親は動物写真家 兼 写真館の社長で, 数年に一度NHKに出るぐらいには知られていますが,  動物写真なんて収入にはほとんどならないので, 奄美大島では普通より収入が上だけど, まぁ大都市の人たちと比べると全然だったな思います.

留学もしたこともないし, 小中高と地方公立の学校に進学しました. ただ結局色々あって高校を中退しちゃったんですが.

今回は結構鬱展開なので注意してください.

高校進学まで

10歳の頃に自分もいつか死ぬのがとんでもなく怖くて, 眠れない日が結構ありました. そのときに, 「年老いても減らないものを探求したい. それは, 知識であり, その知識を増やしていく学者になりたい」と心に決めました.

中学校ではそれなりに勉強やら野球を頑張りました. 運動は得意でしたが, 今では想像できないぐらいコミュニケーションが苦手だったので, 多くの人と関わる野球にしました. それでも苦労しました.

奄美大島では, 同じ学年では1か2番目に成績がよかったし, もっと挑戦したかったので鹿児島市内の公立進学校に進学したいと親を説得しました. 親は寮生活を心配していましたが, 渋々了解してくれました. 

高校2年目とヒッチハイク

鹿児島市内の生徒たちはみんなオシャレで, なんだか馴染めないなぁという感じでした. コミュニケーションが苦手だったので, 他の生徒と馴染めず「島に帰れ」と一度冗談を言われた時はショックでした. それでも勉強はそれなりに頑張ったので, 2年生では成績上位者が入れる理系クラスに入りました. 

1年生の時は一人で図書館の本を読みました. その中には, 立花隆や池谷先生の本があり神経科学に興味を持ちました. またキルケゴールとか, フロイト, クワインとかデイヴィッドソンなど哲学の入門書, あと歴史関係の本を読んでいたと思います. 

まぁ難しくてちゃんと読めてはないなかったのですが. そういう経験もあって, 理系じゃなくて, 文系に移りたいという話を担任の先生に相談したら, できないと言われました. 担任の先生とは考え方も合わなかったのと, 僕がよく忘れ物をするのでよく怒られました.

勉強は自分でできるのに気分が悪くなるなら高校行っても意味がないなぁと思って, 高校に行く意味を失っていきました. そんな中, 2年生の夏休みの終わりに, 学校にいきたくなかったので, ふと北海道にいきたくなって, ヒッチハイクで鹿児島市内から行くことを決めました. 

サービスエリアで野宿したり, 山口県で自転車のエンジニアの方に家に泊めてもらったりしながら, 高速バスの運転手を中心に声をかけて千葉まで連れて行ってもらいました.

結局, お金と体力が尽きたので, 東京の祖母の家に向かうことに決めました. 当時5000円ぐらいしかなかったので, まぁよくやれたなぁと思います.

鹿児島に帰ったら, やたらと先生に怒られましたが, 誰も「どうしてそんなことをしようとしたのか」を聞いてくれなかったので, ガッカリしたのを覚えています. それでますます学校にいきたくなくなったので, 学校に行かなくなりました.

高校中退まで

それで結局親に奄美大島に連れ帰られました. 10月の初めでした. よく母親が泣いていたのを覚えています. 僕もこの頃には睡眠障害があって, 一日12時間ぐらい寝ていました. 

カウンセラーの方とか心療内科の人にも3人ほどあった気がするんですがほとんど覚えていないです. 起きていても辛いし, ほとんど何もできない状態になっていました. 絶対元の高校には戻りたくなかったので, そう親には伝えました. 

途中ミュージシャンになるとか血迷ったことを言いましたが, 結局大学にはいきたいと親には伝えました. 親は, 高卒認定試験を取得することで, 大学を受験することを認めてくれました.

ただこの頃はまともに勉強できる精神状態ではなかったので, 高校2年目3月になっても勉強は再開できなかったです. 

ようやくこの時期に高校をやめることができました.