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今こそ行政と商売人が連携するとき。

1月にスタッフからもらったちょっとしっかりしたマスクを何回も洗って使ってるヒロタ副社長です。Kさん、ありがとうございました。

さて、466億円との噂の布マスク2枚配布話。

批判するのも簡単だけど、目的論人間のヒロタは全ての事象を『起きてしまったものに関しては、とりあえず今これからどうするかしかないから、未来に向けて考えようか』というスタンスのため、ちょっと考えてみることにしました。

まず、そもそも、『マスク2枚配布』についてですが、目的と問題の本質がどこなのかという話。

マスク2枚配布の目的は、大まかに言えば、

①感染防止
②手に入らない人に対してのレスキュー
③全世帯(住所確認できるところ)に配布することで公平性を保つ

の3つ辺りだと思うんです。表向きは。まぁ、どれも大事ですね。本当に。

裏は知らんけど。

まぁ、もっと考えれば他にもあるかもしれませんが、この辺り。

で、視点を変えて、『じゃぁ、なんで世間で批判や議論が渦巻いてるのか』を考えてみた場合、要は、

『費用対効果』

の話なんじゃないかと。ヒロタもあくまでも商売人なので、どんな判断もここはどうしても考えてしまいます。実際大事です。緊急事態ではありますが、大事。

もちろん、行政としては今はそんなことは言ってられないから、とにかく①②③を考えた結果の『マスク2枚配布』となったと思うのです。

ま、それはもう決定事項として動いているだろうし、とにかくプロジェクトチームの方が必死で寝ずに全力で考えて血反吐吐いて出した結論(と思いたい)だろうからそれはそれでいいです。もはや。

でも、せっかくの機会なので

我々のような商売人だったらこの問題解決における『費用対効果』についての議論点をどこに置くか。どんなアイデアが出るか。

をちょっと考えてみようかなと。

まず、誰かが大量に買い占めたり、そもそも本当に必要な枚数等も分からない状況な中で、『マスクない問題』に対して根っこの課題解決手法をどこに置くか、が本当に大事じゃないかなと。問題の本質がどこあるのか。

これ、ヒロタ的仮説は、

『買うお金がない』わけじゃないと思うんです。

むしろ、みんな、多少無理してでも『マスクは欲しい』わけで。

つまり、『買いたい』わけで。

と考えたときに、『無償配布』という手段は費用対効果や心理効果も含めて適正なのか、がまず一つ議論点になるんじゃないかなと。

国民が本当に欲しいのは、

『マスクをちゃんと適正な価格でいつでも買える機会』じゃないかと。

それが、リアル店舗なのかオンラインなのかはぶっちゃけどっちでもいい。それは、選択肢さえ渡せば買う人が選べばいい。まぁ、世代に置いて購買スキルが違うので、そこのフォローみたいなものはそれこそ公共サービスで補うのか。地域や家族で助け合うのか。そこはまた違う軸で考えるとして、とにかく大事なのは、

『無料配布』ではなく『適正価格で買える機会創出』

じゃないかと商売人だと普通に思うわけです。

みんな、『欲しいけど手に入らない』『異常に高いと不快』『マスクが手元に少ない(無い)不安』に困ってるんですよね。

という仮説思考で進める場合、緊急事態ではありますが、、、、『今この時点』で優先順位をどこに置くか考えるとしたら、私だったら、

①実現性
②費用対効果
③継続性
④スピード

辺りで考えてみたいなと。

結論。

『全国各地の地方で経営難(難じゃなくてもいいけど)に陥っている縫製会社の株式を各自治体が51%以上取得出来る資金を政府が拠出。466億のファンドでもいいかと。2年後にその株式を売却し国庫に返済。総合的な経営判断でそのまま自治体が保有し続けてもそれはそれでOK。』

で、結構色々な課題が解決出来るのではと思いました。細かい問題はあると思いますが、議論の余地は大いにあるような。

金融に詳しい人に聞けばリアリティチェックは出来ると思います。

地方にはこんな縫製会社さんが結構あるんじゃないかと思うんです。二本松には富樫縫製さんがある!

理由は以下。

①経営の公共性:自治体が縫製会社を保有することで、その地域の状況に応じたフレキシブルな対応が出来る。もちろんその他株主や民間アドバイザーなどと連携して経営は行う。

②価格コントロール:不当な価格での転売やわけの分からない卸先への販売を経営判断で避けられる。

③伝統産業のリノベーション:『縫製』という段々と世から消えてなくなっていっている産業に新たなイノベーションが起きることで想像していなかったビジネスモデルが構築できたらマジで『面白い』話。

ま、もっとスモールサイズでも出来るかもですね。例えば、政府がやらないなら地元の民間企業(個人でもいい)が100万ずつ20社(者)出資して、2000万くらい集めて組合か法人作る。

その2000万でミシン買って、倉庫借りて、人材募集。当初半年はキャッシュフローを考慮し、マスクは基本現金か電子マネーのみで販売。

『空きテナントにめっちゃ机とミシン並べて縫製が得意なおばちゃん(お姉さんでもOK)をめっちゃ集めてマスク縫う。机は一つ2メートルもちろん離す。ソーシャルディスタンシング推奨会社。その動画を配信。おばちゃんマジでヒーロー。じゃなくてヒロイン。マスクヒロイン。人気が出たらグッズも自分で縫うおばちゃんマスクヒロインたち。めっちゃカッコイイぜ!』

ここで作った洗って使えるマスクを地域住民の方は免許証見せれば1枚1000円する価値のものを300円で買えるってのはどうでしょうか?

で、マスク在庫数と週間生産予定数量はライン@で配信。無駄に並んだりしなくていいようにするのと、先が多少は見えるようにすることで不安を軽減する。

もちょい書きたいけどそろそろ仕事始まっちゃうからこの辺りで一旦切ります。

あれ、何の話してたんだっけ。

今日も良い1日を。

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