私と=LOVEの数年間と1年間~きっかけは“4つの偶然”~2/4
第二章~1つ目の偶然『SASUKEとイコラブ』~
筆者は、12~3年ほど前からTBSの番組『SASUKE』の熱烈な視聴者である。現在は年末の風物詩として、4時間を超える放送が組まれる大特番だ。
実は私にとって「SASUKEをきっかけにその人物を知る」というケースは意外にも多い。A.B.C-Zの塚田僚一さんやSnow Manの岩本照さんといった方も、最初に存在を知った番組は他でもない『SASUKE』なのだ。
遡ること4年前の冬、『SASUKE 2020』の年末放送が番組から正式発表された。
放送に先駆け、出場する100人の挑戦者が公式サイトから発表される。
100人の中に、その名前はあった。
「ゼッケン20番、=LOVE 瀧脇…さん。へ〜、=LOVEの人か」
この時SASUKEに出ていたのが、瀧脇笙古(たきわき しょうこ)さんという方だ。
いや、正直に言えば他にも女性アイドルは何人か出ていたし、この時点ではそこまで何かの印象に残った訳ではない。
ちなみにオンエアでの瀧脇さんの結果は、1stステージの第2エリアでリタイア。
当時これを見ていた私の印象では、言葉を選ばず言うと「まぁ、こんなもんか」である。
で、この1年後。
『SASUKE 2021』にて、瀧脇さんは2年連続2度目の出場を果たした。
前年と同じように公式サイトで100人の出場者を確認した私は、この辺りから少し意識し始めた。
「お、イコラブの瀧脇さんまた出るんだ。今年はどこまでいけるかな」
2020年の初出場時はさほど注目して見ていなかったが、2021年の2度目の出場では、記憶が正しければ私は少なからず瀧脇さんに注目する感情を持ってオンエアを見ていたはずだ。
この回の結果は、1stステージの第4エリアでリタイア。
1stステージのクリアこそ遠かったものの前年に失敗した同じエリアにはリベンジを果たし、前回の記録は超えて自己到達点を更新していたのだ。
「お〜、イコラブの瀧脇さん前回より進んだな」
このオンエアを見終えた時点で、私の中ではこうなっていた。
「=LOVEの瀧脇笙古さんはSASUKEの人」
もう完全に覚えた。顔と名前も、その印象まで覚えた。
当時その自覚は無かったが、今思い返すとこの辺りからイコラブ、と言うより既に瀧脇笙古さんという沼を近くでちょっと眺め始めていたんだろう。
ちなみに、瀧脇さんはこの回を最後にSASUKE出場を果たしていない。
(密かに「今年あたりもう一回出させてもらえないかな」とは願っている今日この頃。)
こうして私は、瀧脇笙古さんの存在をSASUKEのおかげで把握したのである。
第三章~2つ目の偶然『あの夏のプールとイコラブ』~
イコラブの楽曲を「たまたま聴いた」という経験は実は一度だけある。
2022年8月、友人と都内のプールに遊びに行った時のこと、そこでは有線で乃木坂含む女性アイドルの夏曲が何曲か流れていたのだ。
そこで偶然流れて来た曲が妙に印象に残り、耳に止まった。
「この曲…何かメロディーや雰囲気が爽やかで夏っぽくて良いな。でも坂道の曲じゃないな、これなんて曲だろう?グループっぽいけど…」
ふと気になり、その後何となく聴き取れた一部のフレーズを検索した。
『君がいい 君がいい 曲名』
「あ〜、これイコラブの曲なんだ!」
「イコラブってあれか、あの時SASUKE出てた瀧脇さんのグループだ!」
私が人生で最初に知ったイコラブの曲こそが、この『青春”サブリミナル”』である。
後に知ることになるが、この曲はグループの表題曲でも屈指の名作であり、ライブでも鉄板のキラーチューンのひとつなのだ。
SASUKEで偶然知った瀧脇さんと、
プールで偶然流れていて知った曲『青春”サブリミナル”』。
この時は、単なる一過性のものだと思っていた。
しかし、時は流れ2023年の9月。
これらは思わぬ場所で、思わぬ形で繋がることとなる。
私はこれをただの偶然の連続とは思っていない。
イコラブに導かれ辿り着いた、紛れもない運命なのだ。
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