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僕はなぜ起業を選んだのか。「知らなかった・・・」では遅い世の中のこととは。

記事を見に来て頂きありがとうございます。
吉村先外(よしむらひろと)と申します。

僕は現在、株式会社CRAFTという会社を設立し、医療機器メーカーや小売店のコンサルティングをしたり、不動産仲介営業などを行っております。
また、都内で月に2回ほどキャリアアップ講演会なども実施しています。

元々は会社員として働いており、起業なんて全く考えていませんでした。
ただ、社会人1年目の終わりごろに起業について興味を持ち、色々知識を得た結果、起業するに至りました。
今回は僕が起業するきっかけになった知識について書かせていただきました。

※僕の細かい自己紹介はこちらに書かせていただいています。


①経済について

まずは世の中のルールについて勉強しました。

定年は2021年から65歳となりました。
平均寿命は2024年7月時点のデータで男性は81.09歳、女性は87.14歳となっています。
これからの時代は「人生100年時代」と言われるように、平均寿命が100歳まで伸びると言われています。

※厚生労働省のページにも人生100年時代について書かれたページがあります。

※大ヒットした『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』にも、100歳まで寿命が延びることが書かれています。

定年が65歳で寿命が80歳代までであれば、何とかそれまでに労働収入で築いたお金で生活することはできるかもしれません。
ただ、100歳まで生きることが当たり前になる場合、国や企業としては「定年を後ろ倒しにする」という形をとるしかなくなってくると思っています。

事実ベースで言うと、下記のようなことが起きています。
・2021年4月 改正高年齢者雇用安定法で企業に70歳までの就業機会確保の努力義務が求められた
・トヨタ、パナソニック、NTT、ニトリなどは定年を70歳まで延長している

この流れを見たときに、あくまで個人的な予想ですが、定年が70歳、75歳、80歳と後ろ倒しになっていくのではないかと思っています。

定年が後ろ倒しになると、今までの会社で働いて給料をもらう働き方だけでは通用しなくなってきます。
その結果、事実ベースで言うと、下記のようなことが起きています。
・2018年 厚生労働省が『副業・兼業の促進に関するガイドライン』を公表
・2019年4月 当時の経団連会長が「終身雇用を守っていくのはもう無理だろう」と発言

つまり、自分たちで何とかしないといけない時代になってきています。
僕はこの経済基盤を労働収入で作っていくより金融資本を作った方が良いと感じました。

労働収入:自分が労働をすることにより得られる収入
金融資本:お金が入ってくる仕組みを作ること

寿命がある以上、投下できる時間には限界があります。
そのため、限りある時間を使って、金融資本を作る方が良いかなと思いました。

②金融資本を作るということ

金融資本の作り方は大きく分けて下記に大別されます。
・起業する
・投資する
・著作権収入を得る

この中で、なぜ僕が起業を選択したかというと、消去法で言ってそれしか選べなかったからです。

著作権は才能が必要です。
音楽や本などを創り出しそれが継続して売れ続けるようになるためには、才能と運が必要だと思い、自分の選択肢には入りませんでした。

投資は元手が必要です。
株で金融資本にしていくためには配当金が必要ですが、配当金もだいたい年利3%程度なので、100万円投資して年収3万円というリターンです。
(株式投資の場合は安く買って高く売るという方法もありますが、その場合売った時はお金が入ってきますが、ずっと入り続ける金融資本にはなりません。)
不動産も家賃10万円の収入を得ようと思ったら、その物件の購入価格はだいたい3,000万円~4,000万円程度かかるのが普通です。
この元手がなかったので、投資も自分の選択肢には入りませんでした。

なので消去法で起業しかないと思いました。
元々起業願望がない安定志向の僕が、起業しようと思ったのはこういった理由からでした。

③起業するために必要なこと

ただ、僕の起業に対する最初のイメージは、「失敗するリスクが大きいのではないか」というものでした。

その時に先輩経営者さんから教わったことは、「失敗している人の要因をまず知りなさい」ということでした。

●なぜ失敗するのか

なぜ起業して失敗するのか。
勉強していくとそれが下記のいずれかに該当することに気づきました。
・お金がなくなる(財務管理能力がない)
・お客さんが来ない(集客力がない)
・採用が上手くいかない(チームビルディング力がない)

これをほとんどの人は起業してからやります。
なので、起業する前にこれらの問題を解決したら失敗のリスクを抑えて立ち上げができるのだと教わりました。

●コミュニティを作ることの価値

起業するための肝になるのは、どれだけ応援してくれる人が周りにいるかです。

今コミュニティとビジネスを掛け合わせる事例は多く見られます。

・Apple
Appleは、Apple Developer Programを通じて開発者向けのコミュニティを運営しています。
年次イベント「WWDC(Worldwide Developers Conference)」を開催し、新技術の発表や開発者向けのセッションを行い、開発者同士やAppleのエンジニアと交流する場を提供しています。

・Google
Googleは「Google Developer Groups(GDG)」と呼ばれるコミュニティを持ち、世界中の開発者向けにイベントやワークショップを行っています。
また、「Google I/O」といった開発者向け年次カンファレンスを通じて、開発者に新しい技術情報を提供し、開発者コミュニティを活性化しています。

・Tesla
Teslaは、ユーザーが積極的に情報を共有する「Tesla Owners Club」や「Tesla Forum」といったコミュニティを持ち、Tesla車のユーザー同士が新しい機能や利用方法について情報を交換する場として機能しています。

企業がコミュニティを作る理由は主に下記です。
・売上の確保:ファンが増えることで売上が上がりやすくなる
・人材の確保:その企業で働きたいと思う人が増えるので採用がしやすくなる

このコミュニティを作るというのをほとんどの会社が立ち上げてから取り組みます。
そこができれば集客と採用の問題は解決するのですが、それが上手くいかないのでつぶれていく企業があるのです。

上手くいっている先輩経営者さんからは、起業する前に自分を応援してくれるコミュニティを作ることが大事だと教えてきてもらいました。

コミュニティづくりであれば、会社で働きながらでも取り組むことができます。
これなら自分にもできると思いました。

おわりに

今回は起業するきっかけになった経済知識や、起業をするのにコミュニティが必要な理由を書かせていただきました。
僕自身これからも多くの人とのご縁を大事に、色々なことに挑戦していきます。

吉村先外

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