結婚する時に意識したほうがいいポイント3つ
今日は、なんとなく「結婚」というものについて書いてみたいと思う。
「結婚」をするかしないかは個人の自由であるし、結婚する幸せもあれば、結婚しないという幸せもあると思っている。
私は結果的に27歳で結婚し、いま結婚9年目に突入し、子どもが2人いる中で、結婚当初からラブラブな日常を過ごしている。
昔から「結婚は40歳までしない」「結婚に憧れはない」と主張してきた私だが、結果的に結婚していまの日常を送っていることにビックリしている(笑)
改めて「結婚」について考えてみると、親や兄弟よりも短い時間を過ごしてきた相手と一緒になり、一つ屋根の下で生活することになる行為である。
しかも同性でなく異性と。そりゃ大変なことだよなと思う。
山崎まさよしさんの「セロリ」の歌詞でもあったけど、「育ってきた環境が違うから」価値観も違うし、好き嫌いも違う。であるにも関わらず、なぜ一緒になろうとするのか。
なぜ、20代後半~30代になると急に「結婚したい」とか「そろそろ・・」とか思うようになるのだろう。
結婚の良さを記載する前に、結婚のデメリットを書く。
①自由な時間と自由なお金が減る
自分が好きなように生活してきた空間に突然赤の他人が毎日入り込む。
朝起きた時も、お風呂に入る時も、寝るときも、常に相手のことを意識することとなる。加えて、自分が稼いだお金も共有財産として二人のものとなり、使途についても制限されることとなる。
②異性との交流に限度ができる
それまで異性と好きなように遊んだり、時にはワンナイトラブを楽しんだり・・と、自分の本能のままに遊んでいた日常はなくなる。
なぜなら、婚姻関係になった瞬間、法的拘束力が生まれ、それを破ったもの(不倫や浮気)は厳しく経済的措置と法的措置を受けることとなる。
極端な話、今後数十年以上、目の前の異性以外と遊ぶことさえ禁止されることになる。
③責任が生まれる
結婚するということは、責任を伴う。結婚した二人が共に助け合い生きていくことができるように働き、稼ぎ、共存のためにお金と時間を使う必要がある。相手が病気になればその分自分が頑張り、相手がもしも社会的な過ちを犯せば、共同責任を負う必要がある。それだけ、自分一人の人生ではなくなるのだ。
それでも結婚したいと思えるだろうか。
「憧れ」や「なんとなく」「慣習で」といった観点で結婚するのであれば、やめたほうがいい。
これだけ世の中に色々な遊びや選択肢がある時代なので、
結婚しない幸せもたくさんある。
加えて、「愛とか恋とか」で結婚するのもやめたほうがいい。
愛や恋はその時の感情によるものが大きく、大体冷める。
冷めることはある意味自然なこと。結婚して、子供ができれば日常の生活に忙しくなり、その時に「愛とか恋とか」を考えているヒマがなくなり、自然とそういった感情が後回しになる。
そうすると、「あ、自分は相手のことを愛していない」「恋が冷めた」「相手はもう自分のことを好きじゃない」という気持ちになりやすいのですごく危険。
ちなみに、私は今でも妻を大切に想っているし、毎日「好き」だと伝え、記念日やちょっとした時に花を贈ったり、プレゼントを送っている。
その時の反応がすごく可愛くて好きだから。
一方で、私は「愛とか恋とか」の感情で結婚したわけではなく、
明確な理由があって結婚した。
おそらく、下記のことを意識していただければ、
それなりに素敵な結婚生活になるのではないかと思う。
①二人の共通目標や夢を持っているか
私と妻の共通目標は「50歳に世界一周旅行」「生涯にわたって海外を自由に飛び回る」こと。その目標は二人で決めた、二人だけのものであり、誰も入り込む余地はない(子どもが成人してしまえば、必ず二人だけでこの夢を実現させたい)
共通目標があると、お互いにそのために働く、そのために努力するという行動につながる。日常の中でささいなすれ違いがあったとしても、共通の大きな目標のために行動しているというルールを守り、定期的に進捗を振り返っていれば、夫婦関係に大きな溝は埋まれない。
結婚する前に、相手と自分の「共通目標を持てるかどうか」はぜひ意識していただきたい。
②相手の尊敬できる部分があるか
私は、妻の尊敬できる部分を明確に持っている。
妻は私と違って、コミュニケーション能力が抜群にあり、初対面だろうが、よく会う人だろうが、構わず話しかけて仲良くなってしまう。
新幹線の車内でたまたま会ったインド人と2時間半話し続けていたり、
年齢が一回り以上違う同性の子と一緒に推しのライブに行ったり、
ライブ会場で必ず友達を増やして帰ってくるという姿やスキルを心から尊敬している。自分には絶対持っていないスキルであり、やろうとしてもできないことである。
結婚生活を送っていると、「なんで○○してくれないんだろう」とか「他の家の○○はもっとこうなのに」とか思うこともあるが、それでも「うちの奥さんはこういう所が本当にすごい。この点においては誰にでも自慢できる」という部分(=尊敬できる部分)があると、相手に対する不満は消え去る。
そういった意味で、相手の尊敬できる部分を持っておくことは、結婚を考えるにあたってすごく重要なファクターだ。
③お互いに好きなことを持ち、尊重する
結婚したとは言え、もともとは別々の道を歩んできた一人の人間である。
好みも違えば、心地よい生活スタイルも違う。
それは結婚したからと言って、簡単に変わるものではない。
結婚したら色々我慢したり、相手に合わせなければいけないという固定観念があるかもしれないが、私は決してそんなことはないと思う。
むしろ結婚は、「お互いがそれぞれの人生をより豊かなものにするための手段の一つ」でしかないと思っている。
だからこそ、「結婚したから○○は諦めよう」とかは考えず、
相手に迷惑をかけない範囲、お互いにちゃんと許容できる範囲で、
「心の底から楽しめること」「自分という人間が素に戻れること」を持ち続け、互いに大切にすることが大事だ。その合意というか価値観のすり合わせは結婚をする前に考えておいたほうがよい。
色々と書き連ねてきたが、これらは私の持論である。
上記に当てはまらなくても幸せな結婚生活を送っている人もたくさんいるだろう。
ただ、色々な夫婦を見て、色々な話を聞いてきたうえでの一つの私なりの結論として、少しでも参考になれば嬉しいと思う。
結婚はゴールでも目的でもない。ましてやユートピアに運んでくれる船でもない。結婚は自分の人生をより豊かにするための一つの手段でしかない。
だからこそ、「なんとなく」「周りに合わせて」「適齢期だから」と結婚するのではなく、たくさん考え、目の前の相手のことを考えたうえで、決断していだければと思う。