独学で勉強を進めるために工夫したこと①
おはようございます。ここからは、私が独学で勉強を進めるために工夫したことを記載します。
独学で勉強を進める時のデメリットとして、強制的に勉強をする環境がないことと、客観的な視点で教えてくれる人がいないということです。予備校に通っていれば、否が応でも勉強をする環境に身を置きますし、モチベーションが上がらない時もとりあえず勉強をする習慣は継続されます。しかし、独学だと全て自己管理なので、ちょっとした気のゆるみで勉強をしなくなるということは往々にして起こりえます。また、客観的な視点がないので、自分の解答で間違っている部分や文章構成がおかしい部分を指摘してくれる人がいません。
そういったデメリットを解消するために、私は下記の4つのことを意識して勉強に取り組んでいました。
1.目的を明確に持って勉強した
2.時間を意識して集中して勉強する
3.テキストや問題、解答の「なぜ」を意識した
4.参考書の種類を広げすぎない、情報過多にならない
今日はその中の一番目、「目的を明確にもって勉強した」について記載していきます。
1.目的を明確に持って勉強した
何事にも目的を明確にすることはとても大切です。何かを進めるうえで迷いが生じることがあります。そんな時に、目的を持っていることで正しい方向へ足を進めることができます。では、具体的にどういった目的を持てばいいのでしょうか。私が意識した3つの目的を記載します。
(1)-1 中小企業診断士になる目的はなにか
私のきっかけを最初に記載いたしましたが、中小企業診断士の資格は取得して終わりではありません。その先にある「やりたいこと」「実現したいこと」を明確にしておきましょう。資格取得の目的が明確であればあるほど、勉強に対する意識や姿勢も変わります。
勉強するのが苦しい時やしんどい時もあります。仕事や家事、育児など他にやることがあればなおさらです。そこで踏ん張って、少しの時間でも勉強に取り組むことができるかどうかは、資格取得への思いの強さによります。勉強を行う前に、まずは資格取得の目的を明確にしてみてください。
(1)-2 今行っている勉強の目的はなにか
勉強をすると言っても、色々な手段があると思います。テキストを読む、問題集を解く、過去問を解く、ネット講座を聞く・・など。それぞれの勉強方法にも目的は異なってくると思います。
テキストを読むのは、基礎的な知識をインプットするため。基礎的な知識がないままに問題集を解いても、そもそも問題の言葉がわからずやる気をなくしてしまいます。
隅々まで覚えようとする必要はありませんが、今から解こうとする問題に関わる章ぐらいは流し読みでもいいのでインプットしましょう。
そして、問題集を解くのは、テキストでインプットした知識を定着させるため。
テキストを読むだけでは問題は解けるようになりません。テキスト学習後に問題集を使うことで、実際の問題での問われ方、学習内容の復習になり、自分が弱いのはどの部分かも把握することができます。
朝に前日の復習をするのは、忘れずに知識を定着させるため。放っておくと前日記憶したものを忘れていくから。(エビングハウスの忘却曲線によると、1日たつと、覚えた内容の74%を忘れるらしいので)
電車の中で問題を解かないのは、集中しづらい環境でなんとなく問題に向き合うことを防ぐため。問題を解くときは集中したいから。
過去問を解くのは、実際の問題の傾向をつかむため、時間を意識して解くため。
このように、今行っている勉強の目的を明確にする。なぜこの場所でこの勉強をするのか。を考えることが大切です。後々にも記載しますが、少し面倒でも勉強の目的を考えておくことで、とても時間を効率的に使って勉強を進めることができます。
(1)-3 今勉強しているこの科目で何点を取ればいいか
資格試験に合格するためには、全ての科目で満点を取る必要はないです。どんな科目であれ、満点を取るというのは相当な努力と知識が必要です。どんな試験でも基準となる合格ラインがあります。それを1点でも超えれば合格なので、まずはその基準を知り、基準点を超えることを目標とするのがよいでしょう。
基準点を目標とすることで、テキストを細かく見過ぎることを防ぎます。限られた時間で膨大な知識をインプットするにあたり、一番やってはいけないことはテキストの内容を全て覚えようとすることです。テキストの最初から、ゆっくり読み、マーカーを引き、ノートにまとめ・・気が付けば2時間で5ページしか進まなかった・・なんてことは絶対に避けましょう。
勉強法は人それぞれですが、私はこれまでの経験から、テキストは一回で全て覚えようとせずに、何回も流し読みするぐらいの方がインプットされます。同じ内容に触れる回数を増やすことが結果的に知識の定着にもつながります。
今日は、目的を明確にもつことについて記載いたしました。
次の記事では「時間を意識して集中して勉強する」ことについて記載していきます。