拝観料300円の東照宮!? ”神の君”を祀る滋賀県の「日吉東照宮」
今日で最終回を迎えた大河ドラマ「どうする家康」
”神の君”こと徳川家康をお祀りしている神社として日光東照宮が有名ですが、実は日光東照宮ができるよりも前に、滋賀県――近江の地に「東照宮」が建てられたことをご存知ですか?
「西の東照宮」
東照宮があるのは滋賀県大津市坂本地区。
延暦寺や日吉大社の門前町として栄え、穴太積みの石垣や里坊といった歴史ある建造物が多く残り、昔ながらの風情を今に伝えています。
そんな坂本の街にある急な石段を登った先に、西の東照宮こと「日吉東照宮」があります。
現在は末社となっている日吉東照宮ですが、元々は天台宗の僧侶であった天海上人が元和九年(1623)に比叡山の麓であるこの地に造営されたものでした。
権現造りと呼ばれる様式で造られており、決して規模は大きくないものの、各所に施された彫刻や装飾は豪華絢爛!
公式サイトによると、後に建立された日光東照宮はこの日吉東照宮を参考にして建てられたとも伝えられています。
これだけ見事な装飾が見られて、拝観料は300円!
内部拝観は土日祝のみとのことですが、滋賀県にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
※なお日吉東照宮の写真は2016年に撮影したものです。
また、坂本自体とても魅力のある街なので、特に歴史が好きな方は散策するだけで充分楽しめると思います!
坂本についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ!
〇日吉東照宮公式サイト