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2025年の節分は『2月2日』です!

2025年の節分は『2月2日』。2月2日の節分は4年ぶり
なぜ2月2日? そもそも節分って? なんで豆まき?

今年の節分は、「2月2日」なんです。
カレンダーを見て「えっ?」と違和感を覚える人も多いと思います。

そもそも「節分」って? 
「節分」=「2月3日」というイメージがある人が多いと思いますが、今年の節分は2月2日です。。
なぜ、2日なのでしょうか?



◆ 『節分』とは・・・

▼ 節分は立春の前日です!

 節分は、立春の前日で冬から春への季節の節目を意味しています。

 もともとは、二十四節気で春夏秋冬それぞれの季節の始まりである「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日すべてが「節分」と呼ばれていました。
 しかし、いつしかその中でも冬から春に移る立春は、旧暦では正月節にあたり、一年の始まりとして特に重んじられ、立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになりました。

▼ 『立春』とは・・・

 現在の定気法(ていきほう)では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経(たいようこうけい)が315度になった瞬間が属する日」を『立春』とすると定められています。
 毎年、立春の日付は2月1日頃に国立天文台が発表する翌年の「暦要項(れきようこう)」によって決まり、これには、立春を含む二十四節気や雑節の日付が記載されています。

 地球は、1年間で太陽を一周(360度)します。しかし、ぴったり365日 ではなく、およそ365日と6時間(約365.24219日)かかり、位置と時間がずれてしまいます。そ こで4年に一回、1日多い、閏年を作って調整しているのですが、それでもずれは完全にはなくならず、立春が1日早まるのに伴い、節分も早まるということになります。
 地球の軌道上で 315°の位置(昼と夜の時間が同じになる春分点を起点0°とした)を「立春点」といいますが、ぴったり地球が立春点にくる時刻が、毎年ずれています。
 その立春が、2025年は2月3日の23時10分のため、立春は2月3日となります。よって、その前日の2月2日が節分ということになるのです。
 ちなみに、4年前の2021年の立春の時刻が2月3日23時59分で節分は、2月2日でした。そのときは、節分が3日でなくなるのは、1984年2月4日以来37年ぶり、2日になるのは1897年2月2日以来124年ぶりでした。
 2022年には、例年どおりの2月4日が立春で節分は2月3日となり、これは2024年まで続きましたが、2024年が閏年にあたることから、2025年の立春は2月3日に早まり、節分は4年ぶりに2月2日となります。

2025年前後の立春

◆ 『豆まき』は、いつから?

 現在では、2月の節分の日には、「鬼は外、福は内」と唱えながら、豆を使って鬼や邪気を祓う鬼やらいの儀式「豆まき」が各地で行われます。
また、炒った豆を神社やお寺に納めて一年間の無病息災を願ったり、厄除けのために炒り豆を食べたり、豆まき以外にも様々な風習が各地域で見られますが、「豆まき」という節分の行事は、いつ頃から始まったのでしょうか。

▼ 「節分」は、平安時代から

 「節分」については、藤原資房『春記』や平信範『兵範記』のような平安時代の貴族たちの日記にもその文字を見ることができるようです。
 当時の節分の儀式では、災害除けと延命・長寿を目的とした読経が行われ、邪悪・邪鬼を退散するためのものではなかったようです。

▼ 「豆まき」は、南北朝時代から

 そして、いつの頃からか節分の儀式として豆打ち(豆まき)が登場しました。豆打ちがいつ頃始まったのかは定かではないようですが、南北朝時代にはすでに病疫を追い払う追儺の風習が入り込み「鬼は外、福は内」と唱えながら豆打ちをしていたことや、公家や武家だけでなく広く民間の行事になっていたことが『臥雲日件録』からも判るそうです。 

 当時は、旧暦を使用していたため、新年を迎えないうちに立春がくることもあったようです。


 皆さんのお宅では、豆まきをされますか?

fin


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