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VTuberって何なん??

こんにちは。
バーチャルソーシャルワーカーの陽色しなです。

僕のnoteを見てくれている人の中には「VTuberって何?」と思われている人もいるだろうと思いますので、今回は出来るだけ簡単にVTuberとは何なのか?

そして、VTuberの可能性について

お話していこうかと思います。


VTuberの歴史

まずはVTuberの歴史について見ていきます。

VTuberの歴史はまだまだ浅く2016年に世界発のバーチャルYouTuber「キズナアイ」が誕生しました。

当時のことは僕もあまり良く知らないのですけど、2017年4月にはYouTubeのチャンネル登録者数は50万人を突破し、2017年12月にはチャンネル登録者数が100万人になったそうです。

活動を休止されている現在(2025年1月30日)もチャンネル登録者数298万人となっています。


さらに2017年にはVTuber業界を引っ張ってきたと言われているVTuber四天王が誕生。

2018年には今もなお大人気である「にじさんじ」や「ホロライブ」などVTuber事務所の設立が増えてきたそうです。


現在は、以前よりもVTuberとして活動しやすい環境が整えられてきていることもあり、VTuberになる人がとても増えてきています。

もはやVTuberがどれくらいいるのか…。
多すぎて想像もつきません。

YouTuberがどれくらいいるのかと聞かれてもわからないのと、同じようなものです。


VTuberとは

歴史でも出てきたように、VTuberとはバーチャルYouTuberの略称として誕生しました。

しかし現在においてはYouTube以外でも配信活動できるプラットフォームがたくさんあるため、YouTubeで活動している人だけを指しているわけではなくなってきています。
(正確にはYouTube以外のプラットフォームで活動しているバーチャルな存在をVライバーと言ったりします)

では、バーチャルな姿があれば、VTuberと呼べるのかと言われると、それも違うような気がしています。

最近ではZOOMなどのビデオチャットツールにおいてもアバター機能があり、バーチャルな存在としてやりとりをすることは可能だと思いますが、あれはVTuberではありません。

VTuberとは、そのバーチャルな姿に個性(魂)が宿っているのか?ということが大切なのかなと思います。

アバターは気分によって変えられる着替えに近いように思いますし、アバターは変わっても中身が変わるわけではありませんものね。

そのためVTuber業界ではバーチャルな身体を手に入れることを「受肉」と呼ぶことがあります。


VTuberの身体を手に入れる

「受肉」をするそのバーチャルな身体は、ほとんどの場合唯一無二の一点物です。

バーチャルな身体は販売もされており、購入して手に入れることも可能ですが、基本的にお一人様しか買えないものがほとんどですし、最近の傾向としては、自分の理想となる身体を手に入れるために絵師(イラストレーター)さんに直接依頼することが多いです。

もちろん僕の身体も直接依頼をして描いていただきました。

陽色しな(立ち絵)

ちなみにVTuberの基となる絵を書いてくださった絵師さんのことをVTuber業界では「ママ」と呼びます。


しかし、このイラストがあるだけでは、まだ動かすことは出来ません。
(イラストだけでも動かせる配信プラットフォームもありますが、説明をし出すとややこしいので今回は割愛!)

このイラストを動かせるようにするためにはモデリングという作業が必要になります。

モデリングをしてくれた人はVTuber業界では「パパ」と言います。

つまりママとパパがいて初めてVTuberは誕生するわけですね!


2種類の身体

VTuberの身体には2Dと3Dの2種類があります。
上記の立ち絵は2Dで、下のが3Dです。

3Dの陽色しな


2Dでは身体の動きに制限があり、多くの場合手足は動きません。
しかし3Dだと人間と同じように動くことが出来て、こうやって手を振ることも簡単に出来ます。

またメタバースと呼ばれる仮想空間で活動することも可能になります。


VTuberの可能性

さて、そんなバーチャルな身体を持って活動をしているVTuberなのですが、どうしてVTuberとして活動する必要があるのか…?
まだピンとこない人もいるのではないかと思いますので、VTuberの可能性についてもお話していこうかと思います。


肉体からの解放

バーチャルの身体を手に入れることは、それすなわち人という肉体からの解放だと思っています。
少し大げさなように聞こえるかもしれませんが、それぐらいVTuberには命が宿っているのだと思ってもらって差し支えありません。

例えばですが…
リアルでは障害があり車いすで生活をしている人でもVTuberとして3Dの身体を持っていればメタバース空間を自由に歩き回れます。

身体は男性だけれど、自認している性は女性である人もリアルの世界で性転換をすることは、とても大変ですが、VTuberとして女性の身体を手に入れることは容易です。

僕はあらゆる差別からも解放される可能性も秘めているのではないかと思っています。


匿名だけど良く知っている

VTuberの配信やメタバースでお話したことがある人はわかると思うのですが、VTuberってとても身近な存在なのですよね。
まさに会いに行けるアイドル…!w

ただ動画を観るだけでなくて、双方向のコミュニケーションが存在し、それがVTuberにもハマる要因になるのですが、大切なのは良く知っていて、かつ信頼性があるということです。

これは僕がVTuberをやっている大きな理由のひとつです。

僕はお仕事としてSNS相談員というものをやっていて、普段から匿名で相談を受けているのですが、匿名というのは相談のハードルを下げてくれるので、とてもメリットが大きいのですよね。

その反面…
「本当に信用できるんですか?」
「資格を持っている人なんですか?」
「AIですか?(本当に人ですか?)」
といったことを言われることもあり、匿名であることは信頼性を担保できないデメリットもあると感じていました。

それが、あら不思議。
VTuberは匿名だけれど、よく知っていて信頼も出来る存在になれる可能性がかなりあるのですよね。


リアルとオンラインを繋げる

VTuberはリアルとオンラインの架け橋になれる可能性も秘めていると思います。
精神疾患などをお持ちの方でリアルな人と対面することは不安になってしまう人もいます。
もちろん将来的に克服していけると良いのかもしれませんが、とはいえ最初からリアルで…というのは難しい場合も多く、オンラインでのコミュニケーションの方が気軽なこともあります。

その間の存在としてVTuberとのコミュニケーションというのは大いにありなのではないでしょうか?


まとめ

なんとなくVTuberというものがわかってもらえたでしょうか?
実は福祉的にもかなり有用な存在ではないかと思っていますので、興味を持っていただけると嬉しいです。

長々と話しましたが、何だかんだ実際に観てもらうのが一番わかりやすいので、良かったらチャンネルにも遊びに来てくださいね。


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