抗核抗体と感謝の心
この2年ほどの間に、人の免疫はグチャグチャにされてしまいましたが、あなたはそのことに気づいていますか?
なぜこんなにも、病気の人が増えているのでしょうか?超過死亡が増えているのでしょうか?
今日は自己免疫のお話をします。2011年7月21日に書いたブログ記事からです。
福岡市医師会臨床検査センターのHPの中に、こんな資料をみつけました。
臨床と検査-病態へのアプローチ-(VOL.20)「自己免疫疾患と抗核抗体検査」
私は以前、手掌部発汗の研究をしていた頃、心療内科や神経内科のドクターとよく一緒に仕事をしたのですが、その時に神経難病の症例にもたくさん遭遇しました。
テレビでも時々、不治の病として描かれることがありますね。
自分が自分を攻撃する…悲しいことです。
先日「あなたの身体に潜む「他者」の細胞 」という記事を載せました。
お読みいただけましたか?
その時も引用しましたが、日経サイエンス2008年5月号の中の一節です。
どうして、このような不合理なことが起こるのでしょう…
先日、私の恩師・宗像恒次は、慢性疼痛の話の中で、こんな答えをくれました。
「取り除きたとい思うから攻撃するんだ。愛おしく思って、感謝することで変わるんだよ」と。
ハッ!としました。
私は、手のひらの汗で悩んでおられる方々に、「その手のひらを愛しなさい。大事なかわいい自分の手なのだから...」と、そんなことを言ってきたんです。
手のひらの汗は、その存在に気づき、それをなきものにしようとすると、余計にその量を増し、酷くなればモノをうまく掴めないほどになってしまう。それは交感神経が緊張し続けるからなんだよと…。
一緒に共存しているものをなくそうとする意思、心の力が災いをもたらすということ。
それは、私たち個人の身体に限らず、もっと大きな、社会全体に通ずる共通の原則だったということを、改めて思い出しました。
私たちが、いまここにあることに、そして生かされていることに感謝しましょう。それがユニバーサルヘルス、健康に生きる生き方なのです。
宗像と同じ筑波大学名誉教授の村上和雄が、その著書「遺伝子からのメッセージ」の中で言っていることを最後に、つけ加えておきます。とても大事なことなので、しっかり噛みしめながら読んてみてください。
この3年半、消毒液による手指消毒が必要以上に強要されましたが、それによって人に必要な常在菌もたくさん殺されました。腸内に最も多く存在し、口腔内、皮膚表面などに棲息し、いろいろと働いてくれている常在菌なのに…。
福島の放射能に汚染された土壌を蘇らせたのも、微生物であることを多くの人に知ってほしい。おかしな化学薬品に頼らず、本来持てる人のチカラ、自然のチカラを信じれば、みな調和して、健康でしあわせな人生を送れると私は思っています。
12年前に書いた私のこの言葉、最後にもう一度書いておきます。
一緒に共存しているものをなくそうとする意思、心の力が災いをもたらす。
それは、私たち個人の身体に限らず、もっと大きな、社会全体に通ずる共通の原則なのだ。