生き方変容
宗像恒次「SAT療法(2006、金子書房)」第6章の冒頭にある文章である。なんとも深みのある文章ではありませんか。
遺伝子研究で有名な筑波大名誉教授の村上和雄によると、人は3億円の宝くじを連続で100万回当てるのと同じくらい偶然に偶然が重なってこの世に生まれてくるそうです。すごい確率で、みなこの世に望まれて生まれてきているのですよね。
この世で生きていくことは、辛いこともたくさんあります。
いろんな失敗もする。
落ち込んで立ち直れないこともある。
けれども、その1つ1つが、自分の成長のためにあるのだということだ。
そう思えないのは、自分の幼児期あるいは胎児期、
さらには世代間伝達、
進化の過程の生物間伝達された記憶があるからかもしれません。
人は、自ら望んで、母親の胎内で生存し続け、この世に生まれてきた。
自分を愛し、人を愛するために…。
2009年8月9日、私はこんなことをブログに書いていました。
ヘルスカウンセリングを学んできた中で、この後「キメラ理論」というものが登場します。
母子間では胎盤を通して遺伝子細胞がやり取りされていて、胎児を異物と認識しないように、母親は胎児の身体の中に自分の細胞を送り込んでいるそうなのです。
母親の細胞が子供に入り、またその細胞がその子の子供の中に入っていく。
命の営みは、なんと神秘的なのでしょうね。
ヘルスカウンセリングでは、この三世代に渡って伝達される情報もセラピーとして使うんです。
自分の身体の中に、いつもおかあさんやおばあちゃんがいて、見守っていてくれる。
大丈夫だよ。
そのまんまでいいんだよ。
不安になったら、いつもでもここに戻っておいで。
必要だったら、力を貸すからね。
:
そんな、あったかい言葉をかけてくれる。
イメージしてみるだけで、生きる力が湧いてきませんか?
そういう安心感の中で、いま一度時間を取って自分と向き合ってみると、自分の魂の望む生き方に、きっと気づくことができるでしょう。
私もあなたを応援しています。
ともに、この世に生まれてきた目的を、存分に愉しみながら生きていきましょう!