学会で使用しているSlackのワークスペースでNPO支援プログラムに申し込んだら通りました
1.忙しい人のための3行まとめ
・一般社団法人の学会でNPO支援プログラムに申し込んだら通った
・250人以下なら無料でプロプランを使えることができる
・1 つの団体で複数のワークスペースを申請することも可能
2.経緯
さて,タイトルの通りなのですが,簡単に経緯から説明していきます。
私は,一般社団法人 日本理科教育学会という学会で,会員同士が交流できるSlackのワークスペース「SJST公式オンラインコミュニティ」を管理しております。
これまでSlackの教育支援プログラムの存在は知っていたのですが,以下のNPO支援プログラムの存在を知りませんでした。
このたび,2024年9月の全国大会で知り合った先生からこのNPO支援プログラムの存在を教えてもらいました(ありがとうございます!)。非営利型の一般社団法人で250人以下なら無料でプロプランが使えると聞いて,早速申請の準備を始めました。
3.記入内容
申請ができる人は「プライマリーワークスペースのオーナー」つまり,ワークスペースの作成者のみです。記入する内容は以下の通りです。NPO支援プログラムを受けるための詳細な条件については上記ページをご確認ください。
・あなたの組織の商号または正式名称
・市区町村
・国/地域(国を選択)
・Slack のプラン(プルダウン)
・あなたの Slack チームの予想規模(プルダウン)
・法人番号
・オーガナイゼーションウェブサイト
・オーガナイゼーションの説明(オーガナイゼーションの主な使命と活動を 50 単語以下で説明)
オーガナイゼーションの説明については,学会の定款や設立趣意書をもとに作成しました。
4.NPO支援プログラムのメリット
NPO支援プログラムの審査が通れば,250人以下のチームであればプロプランを無料で使用することができるようになります。特に感じたメリットは以下の通りです。
①3ヶ月ルールからの開放
無料版は投稿から3ヶ月たってしまうと閲覧できず,検索にもヒットしない仕様となっておりました。これが一番のネックだったのですが,このルールが開放されたことにより,投稿ログがアーカイブも兼ねることになりました。最高。
②ワークフロービルダーの追加
自己紹介や定期連絡のワークフローを設定することができるようになりました。自動化が捗り,管理・運営のコストが下がります。まだあまり使いこなせていませんが,色々試してみようと思います。これも嬉しい。
③セクションの追加
チャンネルのセクションが追加できるようになりました。これでチャンネルの視認性が上がります。これも嬉しい。
5.1つの団体につき複数のワークスペースで申請できる
今回,「SJST公式オンラインコミュニティ」という組織単位で申請して通りましたが,これが同じ学会の別のチーム(たとえば,理事会など)でも申請して通るのかわかりませんでした。つまり「1団体につき1申請まで」みたいなルールがあるのではないかとふと疑問に思いました。
そこで,上記内容を問い合わせたところ,特にそのような制限はなく,「1 つの団体につき複数のワークスペースを申請することが可能」とのことでした。
つまり,同じ学会であっても,申請すれば複数のワークスペース(たとえば,「広報委員会」とか「編集委員会」とか「理事会」)でNPO支援プログラムが受けられるということです。とてもいいですね。
6.まとめ
ということで,非営利型の一般社団法人の学会でSlackを利用しているのであれば,NPO支援プログラムの審査に通る可能性が高いです。Slackを利用している学会は検討してみてもいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。