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中国のコロナ隔離日記 vol.2

你好!北京ひろしです。中国は春節でお休み真っ只中です。北京はオリンピックということもあり厳戒態勢ですが、けっこう周りは田舎に帰ってる人が多い印象です。前回突然隔離された記事を書きましたが、隔離後の観察期間も含めて無事完了しましたので、隔離が終わるまでの流れを紹介したいと思います。

1.隔離開始

隔離が始まるとwechatミニアプリのHealthkit(北京健康宝)の健康コードの色が変化します。Healthkitの詳細についてはこちらの記事を参照ください。ざっくり説明すると健康な時は「緑色」、感染の疑いがあるときは「黄色」、感染しているときは「赤色」になるそうです。

通常時の「緑色」

隔離が始まった初日の夜から「黄色に変化します」と市役所から連絡があります。アプリ一度ログアウトしてからログインして下さいと連絡があり、やってみると黄色に変化しています。「Home observation」と表示が出ている通り自宅観察期間に入ったことが確認できます。

自宅観察期間は黄色に変化

2.隔離中の生活

隔離中は部屋からは出れませんが、デリバリーは可能です。デリバリー不可である去年中国に入国するときの大連隔離に比べれば自由度は相当高いです。デリバリーアプリを使ってご飯や食材などを手配します。
さっそく餃子を頼んだら北京ダック?のようなものが届きましたが、細かいことは気にせず美味しく頂きます。

北京ダック?弁当

部屋から出ないので運動不足になるなぁと思ってたら、ダイエット用のチキン・野菜だけのランチセットを発見。これだ!と思ってさっそく頼んでみましたが味付けが無く、精進料理のようです。これも隔離修行の一貫だと思って完食します。

精進料理ランチセット

さすがに毎日デリバリーも飽きてきたので自炊しました。デリバリーは料理だけでなく食材も調達できるので便利ですね。

デリバリーでスーパーから購入したキャベツ・牛肉・牛乳

3.隔離終了

10日間近くの隔離もあっという間に終わり、最終日になりました。最後の日はまたPCR検査が必要です。喉・鼻・環境の3つの検査を行います。写真撮ってもいいよと言われたので記念に検査キットの写真を掲載しておきます。

検査キット

検査した翌日の朝には結果が出ており、その結果をWechatで送れば外に出てもいいよと言われていたので翌朝さっそく見てみると結果がありません。

PCRの結果が表示されていない

すかさず結果が出てない!とクレームと入れると、どうやら前日だけで4万人ぐらいのPCR検査があり、処理が追いついていないとのことでした。中国では疑問や違和感を感じたらすぐに伝えることがとっても重要です。言わないと気づいてもらえないし、待っていても忘れられてることが多いです(経験談)。そしたら夕方ぐらいまで待ってくださいと言われたので大人しく結果を待ちます。そして18時頃に無事陰性の結果証明が出ました。この結果証明を市役所へWechatで共有するとHealthkitの健康コードの色を緑色に戻してくれます。

PCR結果

久しぶりに外の空気を吸って、隔離終わったら行こうと決めていた蘭州ラーメン屋へ直行します。やっぱりお店で食べるご飯は美味しいですね!

麦子店の蘭州ラーメン屋

4.健康観察期間

隔離は無事終わりましたが、終了後1週間は健康観察期間となります。期間中は以下のルールがあります。

  • 会社は出勤してよい

  • 大勢の人数が集まるイベント、居酒屋などには行ってはいけない

  • 毎日検温してWechatで報告する

穏便に過ごし、無事期間が完了しました。

5.振り返り

時系列を振り返って見ると以下のような感じです。長い戦いがようやく終了しました。
1/8 天津出張
1/10  PCR検査(自発的)
1/12  市役所から電話(複数回)
1/13  市役所から電話(複数回)
1/14  隔離開始(PCR検査×3)
1/23  隔離終了(PCR検査×3)
1/24 健康観察開始
1/31  健康観察終了

6.終わりに

如何だったでしょうか。オリンピック後は緩和されることを期待していますが、体験を通じて現状は中国のどこに行っても隔離される可能性があると思いました。コロナ騒動が落ち着いたらゆっくり旅行にでも行きたいですね。

最後まで閲覧ありがとうございました!

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