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中国のモバイルアプリ紹介.Vol1 デリバリーアプリ「饿了吗」
晩上好!北京ひろしです。中国は2/11〜17までが春節(旧正月)の期間で、どこにいってもお正月ムードです。
さて今回はモバイルアプリ紹介ですが、中国は何でもスマホで完結できると言っても過言ではないほどたくさんのモバイルアプルが活用されています。その中でご飯のデリバリーアプリ「饿了吗」(読み方:ウァラマ、日本語訳:お腹すいた?)を紹介していきたいと思います。
1.運営会社
「饿了吗」は2008年より開始した飲食のデリバリープラットフォームです。2015年に阿里巴巴の投資を受け、2017年に百度外卖(Baiduのデリバリープラットフォーム)を買収していたりします。2018年4月に阿里巴巴グループに買収され、同年10月に正式に阿里巴巴の提供するプラットフォームの一員となりました。
2.クラウド基盤
2020年6月に全システムのクラウド化を完了しているようで、利用しているクラウドはもちろん阿里巴巴の提供しているパブリッククラウドの阿里云(AlibabaCloud)です。同時に1億人のオーダーも対応できると百度百科に記載がありました。
阿里巴巴が運営しているECサイト(淘宝网taobao,天猫T-mall)も阿里云の上で稼働していて、年に1度のキャンペーンである11/11の独身の日に2020年は1日で4982億元(約7兆4730億円)の売上を上げています。このように膨大なトランザクションを処理できる阿里云を活用しているということであれば、1億人ぐらいのオーダーも対応できるというのは納得です。
3.二種類のAppleID
余談ですがAppleIDはグローバル版と中国版の2種類があり、中国国内でApple製品を利用している人は中国版を利用しています。各アカウントでダウンロードできるアプリが異なったりします。当方は日本で購入したiphoneを使用しているので、グローバル版のアカウントでダウンロードしました。
4.オーダーしてみる
起動するとKFCの広告が。「5折」は50%OFFの意味です。お正月キャンペーンでケンタッキーバレルセットがお得に購入できるようですが、当方は1人なのでスルーします。
TOP画面です。飲食店以外にもスーパー、コンビニ、果物屋、薬屋などさまざまなお店の物を購入しデリバリーしてもらえます。
今日はパスタを食べたい気分なのでイタリアンのお店を選択しました。
パスタと野菜のグリル?らしきものを選択し、オーダーします。配送費は6元(約100円)ですね。
支払い方法はWeChatPayを選択します。
WeChatが起動します。
支払いが完了しました。
配送時間が表示されます。30分程度で到着しました。お店は家からそんなに遠くないのですが、オーダーしてから配送して届けるまで30分ってなかなか早いですよね。本アプリの運営会社は“Make Everything 30min”をモットーにしているという記事を見たことがありますが、実現されているのを目の当たりにしました。
無事パスタと野菜グリルが届きました!野菜が少し偏っていますが、これもデリバリーっぽくていいですね笑
5.終わりに
中国ではどのモバイルアプリも登録時はSMS認証ですぐに利用を開始できる上、UI/UXがとても洗練されていてシンプルかつ使いやすい印象です。今回はデリバリーアプリでしたが、今後はさまざまな用途のアプリを紹介していきたいと思います。
最後まで閲覧頂きありがとうございました!