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笹生実久 初リサイタル新宿SACT -2007- 僕と音楽と(37)

 笹生実久ちゃんの初ワンマンライブ。

 新宿SACTは花園神社を懐かしのキャンパス方向にちょっと歩いたあたり。
 僕は若い頃、初めてパリのシャソニエに早く着きすぎて、仏語の話せない僕は、店に一番奥に閉じ込められてから、この手の空間は、実は苦手である。いわゆる閉所恐怖だ。

 でも今日は始まるまで、大好きなNeil Youngの"Harvest Moon"が掛かっていたので助かった(笑)。

Show started at 18:50

 実久ちゃんはノースリーブのシンプルな黒のワンピースドレスで登場。
 御茶ノ水の中古ギター屋で買ったと言う小振りのマーチン。
 このへんは、40年前の僕らの時代と、何も変わらないなぁ(笑)

 "僕の恋人"から始まった。
バックは右手にg.、左手にb.とperc.とシンプルだけど気持ちのよい音を出している。
 そういえば、Neil Youngの"On The Beach"というちよっと変わったアルバムがあって、The Bandのメンバーなどが参加したこのアルバムのマッタリとした音が僕は好きだったが、その感じに似ているのかもしれない。

 "優しい花"はguitarを任せて、hand-micで歌い上げると、MCの後で、
"チューリップのアップリケ"を弾き語り。
 実久ちゃんのguitarはしっかりとしたアルペジオ。
 うん、これはCDより、この弾き語りLiveの方がずっと好い。

 次はウクレレをバックに、"パインのヨーグルト"。
 もう一曲、ノリのいい曲で、「スキップさ--♪」と客席で掛け合い。
 1部の最後は、"Robin"。

 今日はyu-ki君とも会えた。
 そうそう当日券狙いのTOMOKAZUもちゃんといた。
Sold Outだというのに・・。でも、ちゃんと入れてよかったね!

 2部は"揺れたのは"から。続いて"パンとコーヒー"。

 今日はワンちゃんと一緒に、僕の後ろにいたのは御両親かな--
「好きなartistの一人じゃなくて、みんなの一番になりたい」という素敵なMCの後で、今日のリサイタルにつけたタイトル"ハロー"。
何があろうとも、明日にハローと。
間奏のサポートのblues guitarのsoloも御機嫌だった。

 "In the beautiful view"の後は、もう一曲、の出色"くちびる"を歌い上げて、本編終了。

 encoreには、CDの最後同様、美しい弾き語りLiveの"君とコーヒーを"。
これが実久ちゃんの本来のスタイルなんだろうな。
 最後に、バンドで"雨が降る"で、初リサイタルは大成功だったね!

show ended at 20:45

set-list(未完)

僕の恋人
--(手をつなぎたいのに)
優しい花
チューリップのアップリケ
パインのヨーグルト
--(鼻歌まじりのスキップさ)
Robin
(break)
揺れたのは
パンとコーヒー
--
ハロー
In the beautiful view
くちびる
(encore)
君とコーヒーを
雨が降る

 あれから13年、実久ちゃんは思い出したように、下北沢や、僕の家の近くの京王堀之内のライブハウスなどで、ライブを聴かせてくれて、今も頑張っている。

 実久ちゃんがbar330(ささお)と銘打ったファンクラブ・ライブを何度もやった、懐かしの新宿SACTは、コロナ禍で2020年8月、店を閉じた。ここで実久ちゃんは、お別れライブをやったが、基礎疾患のある高齢者となった僕は、新宿花園には出向けなかった・・

本日の一曲
笹生実久「くちびる

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