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2011キャラメルボックス夏への扉 僕と音楽と(46)

2011年3月27日、玲里LIVE on キャラメル・ボックス「夏への扉」千秋楽♪ @ ル テアトル銀座

 今は、ほぼ活動休止状態にあるが、僕はキャラメル・ボックスという劇団が大好きだった。
いつも期待を裏切らず、大いに笑わせてくれ、また、たっぷりと泣かせてくれた。

 キャラメル・ボックスとの出会いも、演劇少女だったという玲里と、ZABADAKの影響が大きい。

 そんなキャラメルボックスが、2011年春は、僕の一番好きなSF作家であるロバート・A・ハインラインの、一番好きな作品である夏への扉を世界初上演するという。
 しかも玲里や難波弘之さんの曲がテーマ曲として使われるという。
 否が応でも期待が膨らみ果たせるかな、その出来栄えは僕をいつもの作品以上に感涙させた。

 僕が上演を見届けた数日後、3.11東日本大震災が起こる。僕は都内から歩いて多摩川を越え、家に帰った。

 当然のように、その後の公演は一旦中止されたが、キャラメル・ボックスはそんな中でも、公演を再開させたのだ。僕は千秋楽に、会場である、ル・テアトル銀座に駆け付けて、もう一度大好きな夏への扉を堪能した。

 僕も、そして多くの皆が、あの未曾有の出来事で、どんな音楽も聴く気が失せて半月が経とうとしていた。

 この日。会場のホワイエで、玲里とZABADAKの吉良さんと小峰さんは、夏への扉のテーマ曲、そしてHERE TONIGHTを歌ってくれたのだった。

 本当に嬉しかった。

本日の一曲
ZABADAK「遠い音楽

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