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白岡宏 ブロンコ・ビリー #1-1 天皇論
はじめまして。白岡宏と申します。
X (旧Twitter) やYouTubeなどを軸足に、政治評論を続けて来ました。
活動期間は5年程。文章でも表現してみようと、noteを活用してみる事にしました。
政治信条は、いわゆるネトウヨや保守や左翼ではなくて、リベラル。その実は、昔ながらの右翼だったりします。
基本的には、YouTubeでやっていた動画番組のおさらいになるかと思いますが、最後までおつきあいお願いいたします。
さて、第一回は、天皇や皇族についてです。
それを選んだ理由は簡略しますが、私達、日本国民を衞る最高法規である「憲法」の前文は「天皇」であるからです。
個人に関しては、13条からと解釈するのが正しいでしょう。
まず、日本の国家元首はどなたかご存知でしょうか?
第一条には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とあります。
即ち「明記」されていないのです。天皇陛下でも総理大臣でもないのです。ただ、先に行われた東京五輪の開会宣言など、国際オリンピック憲章だったかには、開催国の国家元首が開幕宣言をするらしいので、国際社会上は天皇陛下という事になります。
次に、次回のテーマになりますが、2条には「皇位は世襲のもの」とあります。世襲とは、子孫が代々継承する事です。では、親から子、または兄から弟、引いては伯父から甥という事も含まれるのかが焦点になります。
3条は、国事行為、内閣の助言と承認です。
そして4条。これも時折、騒動になる事で「国政に関する権能を有しない」です。例えば保守派が「天皇の政治利用」という解釈を、批判の材料にしたりします。天皇訪中や、陛下に手紙を渡した議員に対してなどがありました。
5条は飛ばして、6条は「内閣総理大臣の任命」です。
日本の総理大臣は、主に有権者である国民が衆議院に投票し、国会で多数議席の与党の代表が選出されるプロセスで、最後に天皇陛下から任命を受けなければなりません。
さっと紹介して来ましたが、憲法の前文だけで、これだけの縛りがあるのです。保守と左派で意見が別れる9条は、この後の条文になります。
次回は、未来の陛下は誰なのか?について解説します。