絵コンテについて
実際に撮影を始める前に、企画構成をする必要があるという話をしました。具体的には、企画書のようなものを書いて全体のテーマを抽出。(シート)
それを見ながら絵コンテを書いていきます。
では、そもそも絵コンテとは何なのでしょうか。早速答えを言いますと、絵コンテとは、どんなシーンをどんなカメラワークで撮るのか書いたものです。
カメラワークなんて聞くと、グッと難しくなるような気がしますが、はい、カメラワークは難しいと思います。上手くなるには時間をかけて訓練しないとダメだと思います。
でもね、高度なカメラワークなんて使わなくても
きちんとした映像作品ってできるのです。
むしろ、最初のうちはあまりカメラワークを意識しすぎないほうがいい。
撮り手がカメラを動かす=カメラマンの意志
ということになります。
被写体をどう表現したいかという意志やストーリーテリングがカメラワークの中に入ってる。
撮影を始め立ての方に多いのが、意志やストーリーを持たないまま、ぶんぶんカメラを振っている撮り方
カッコよくカメラを動かしてる方が「っぽく」見えるからその気持ちはわからなくはないですが
一番見やすい映像っていうのは
三脚固定のFIXの画なんですよね……
なので、撮影を始めたばかりの方は
絵コンテを作る際にカメラワークをあまり考え過ぎないで、1コマずつFIXで、どう撮るかを準備していくのがいいかと思うのです。
FIXであれば、Googleの画像検索なんかでいい感じの画像が見つかるので、それを絵コンテに貼っていく
編集の基本は寄り引きだから、寄りの絵を使ったら今度は引いてみる
そういう風にして絵コンテを画像の貼り付けで仕上げて
現場ではそれを見ながら撮影していくのがいいのかと思うわけです。
──というような話を10月の研修でしようと思っていたのですが、お蔵入りとなりました😅
この続きはまた機会がありましたら。