#3 『苦労は買ってでもしろ』とは言うが買わなくてよい
みなさん、こんばんは。
ヒロシンです。
前回、スポーツチャンバラという未知の世界に飛び込んで、いい意味で人生が狂ったというお話でした。
大学生時代はスポーツチャンバラを通して、競技としての楽しさだけではなく、人のとのつながりがたくさんでき、社会人になってもできる競技と知った時点で、大学卒業しても続けようと思うことができました。
スポーツチャンバラはやって良かったと思うし、今でもできることに幸せを感じたりします。
さて、そんな私ですが大学卒業後は京都にて施工管理、いわゆる工事の現場監督の仕事をすることになります。
何故、現場監督の仕事をするようになったのか。
ここからは自分が就活生だった頃の話からしようと思います。
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2015年3月、当時大学3回生だった自分にとっては就活解禁の時期に突入する。
その頃の自分の頭の中は、
『就活めんどくさい』
『早く就活を終わらせて自由になりたい』
という感じでした。
基本的に自分という人間はめんどくさがりです。
めんどくさいと思うことは、とことんめんどくさいと思いながらやってます笑
めんどくさがりとは言いつつも、就活をしていく上で何かやりたいことを嫌でも見つけないとなーと思いつつ、自分の中で出した答えが
『縁の下の力持ちみたいな仕事をしてみたい』
でした。
世の中で仕事をしている人には、色々な情景みたいなものが見える気がします。
『バリバリの営業マンで自分のオススメするものをたくさん売ってトップに立ってみたい』
『華やかな舞台で、自分を見てもらいたい。』
『医療関係の仕事について、たくさんの人の命を救いたい。』
など、どちらかと言えばスポットライトが自分に当たるような仕事がたくさんあるように感じたりしますが、実際それだけではありません。
普段何気なく使っているスマートフォン。
そこから連想する仕事とは何かと考えると、一番は携帯ショップの店員さんとイメージしやすいですが、スマートフォンがどういう流れで人の手に渡っていくのか、というの考えてみます。
スマートフォンを売る携帯ショップの店員さんも、そもそもスマートフォンがないと売ることができません。
そのスマートフォンを部品から組み立てている人がいます。
スマートフォンの形もできることも年々進化していっているのですが、それも技術やデザインを考えている人もいたり、アプリを作っている人もいます。
そう考えると1つのモノから色々な仕事が思い浮かんできて、世の中の仕事は表舞台に立つような仕事、というよりもどちらかといえば、陰で支えるような縁の下の力持ちといった仕事の方が多いように感じます。
当時の自分は、そんな仕事をしている人をカッコいいなーと感じていたので、そんな目線で就活をしていました。
そんな中で見つけたのが、工事の現場監督という仕事でした。
工事の現場監督といっても種類があって、ビルやマンションなどの建物がメインになるのが『建築』。
ダムや橋、道路などインフラ設備がメインになるのが『土木』になって、自分は『土木』工事の現場監督の仕事を始めることになります。
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一番最初に着いた現場付近
現場監督という仕事始めてから正直なところ…、
地獄が始まったなと感じてしまいました。
まず、この仕事をやっていて時間拘束の長さに驚きました。
現場監督というのは、現場をとりあえずあれこれ指揮するというイメージがつくと思うのですが、実際それだけではありません。
工事というのは基本、一つの会社だけではできません。
必ず発注者(工事を頼む側)と受注者(工事を実行する側)の関係があります。
そして、現場監督が所属する自分の会社は基本的に工事の作業に係ることはほとんどありません。
これにもまた専門の技術をもつ会社(足場を組み立てる専門、補修作業専門、交通誘導をするガードマンなど)に作業を代わり頼むという形になります。
このように3者の立場によって工事というのは成り立つのですが、自分が所属する会社の仕事としては発注者にきちんと工事が順調にいけてますよ〜的な資料を作る必要があります。
それは工事の進捗を写すための写真撮影だったり、きちんと定められた材料を使用しているかの確認資料の作成だったり、と色々あるのですが、捌いても捌いても常に仕事がたまるといった状態でした。
色々現場監督の仕事のことをたくさん書いてしまいましたがとりあえず端的に言うと、
現場監督の仕事はめちゃくちゃやること多い
ということです。
当時の自分は現場に向かうため、朝5時半起きで現場に向かい、朝から夕方まで現場につき、現場が終わると会社に戻って、撮った写真の整理やら、現場で測ってきた資料の整理やらで、20.21時は余裕で越えて、ようやく退社。
そしてまた5時半起きという、疲れとストレスしか残らない生活スタイルを送っていました。
就活をやっていた頃は、縁の下の力持ちのような仕事をやってみたい!
そして正に自分が望んだ通りの仕事につけた!
だけど実際にやってみると、そんなことを思う余裕すらありませんでした…笑
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これは自分が当時SNSに投稿していた文章である。
見てわかるとおり、
『鬱なんかじゃないか』
『俺を病院に放り込んでくれ』
と、色々ヤバいことを言っている。
この当時の状況を振り返ると、空手という習い事を通して、『嫌なことからすぐに逃げない自分になれた』という経験があって、この状況も逃げずに立ち向かえば乗り越えることができるだろう、という思い込みをしていたと思います。
※空手のお話は『#1 ヒロシンによるヒロシンという人物をヒロシンなりに紹介してみたお話』参照
ただ良い逃げ方と悪い逃げ方があって、当時の自分は、この状況で逃げるのは悪い逃げ方だと思ってだと思います。
そして、人間余裕がなくなるとホントにこんなことになってしまうので、みなさんも仕事など体や心がしんどい時には無理はせず、休める時にしっかり休む。をしてほしいなと感じます。
また今、就活中の大学生のみなさんや自分がどんな仕事につければいいのか悩んでる人もいると思います。
そんな方々に仕事を探す上で伝えたいなと思うことは、
『仕事でやりがいを得たい』や『やりたい事を仕事にしてみたい』で選ぶよりも、『自分がこれをしていたら楽しくやれそう』と思うことを軸にして仕事を探して欲しい。
ということです。
これの理由としては後々、自分は現場監督の仕事を辞めて転職をするのですが、またそのときにお話をしたいと思います!
そして、現場監督の仕事をしていて更に痛感することがありました。それは、
圧倒的に自分は喋るのが下手くそ過ぎる
ということです。
就活の頃にも面接時に、うまく喋ることができない、といった悩みがあったのですが、それが社会人になっても続いていました。
仕事するにあたって、人とコミュニケーションを取ることはどんな職種や業種においても大事だと思っています。
それが当時の自分は圧倒的にできてなくて、自分が思ったことを喋ることができずに、それがミスに繋がったりと悪循環になっていました。
こんな状態のままではいけない。
そんな時に自分を変えていきたいと思い、あることを決行することにします。
それが何か?というところで、今回はここまでにいたします。
長文になってしまいましたが、ここまで最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた!
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