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#5 スポーツチャンバラの『練習』って、どんなことをしてるのか?
みなさん、こんばんは。
ヒロシンです。
前回、自分が主催の練習会『ヒロタ練習会』について長々とお話してしまいました笑
そんな記事を書いていく中で、そもそもスポーツチャンバラの練習ってどんなことをしてるのか?という、お話をする必要があるなという考えに至り、この記事を書く経緯となりました。
スポーツチャンバラという競技を知らない人や、興味を持っていただいた人に、ルールを説明したり競技をしている動画を見せても、なんとなーく剣の打ち合いをしてるのかな?で終わってしまいそうな気がしました。
それではこの競技の良さや魅力を伝えきれずに終わってしまい、非常にもったいないな!と感じるので、今回はスポーツチャンバラの『練習』にスポットを当てて細かーく書いていこうと思います!
尚、今回の内容は自分の主観や考えが中心になるので、読んでいただいているみなさまには、
これが!
本当の!!
スポーツチャンバラの練習なんだ!!!
ということにはならずに、
ふ〜ん、これがスポーツチャンバラの練習なのか〜。
と思ってくださると幸いです笑
そうして欲しい理由については後々、この記事でお話していきます。
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#2の記事でも簡単にスポーツチャンバラについてのお話をしましたが、改めて基本的な情報のおさらいもしつつ、色々細かい部分もお話もしていこうと思います。
○使用する道具について
『剣』→【エアーソフト剣】と呼ばれるもので、中にゴムチューブが入っており、空気を入れて膨らまして使用するもの。
『面』→試合などをする時に使用する。剣を振り回す際に目を切る等のケガをする可能性があるため、それを防止するために使用する。
使用するものは基本これで、あと服装など決まったものは特にありません。
普段選手がよく着ているのは、自分が所属している団体のオリジナルTシャツを着て、練習や試合などに出ています。
↑
スポーツチャンバラで使用するTシャツの一例
○ルールについて
ルールは前にお話した通りで、非常に簡単です。
自分が使用する剣を相手の体のどこかに当てれば勝ち
です!
あと細かいルールもあったりするのですが、ここでは割愛します。
基本情報はここまで。
さて、ここからが本題です。
スポーツチャンバラは簡単なルールでありつつも、この競技を全く知らない人がスポーツチャンバラの練習というと、どれだけの人がしているイメージがつくでしょうか。
前述しましたがここが抜けていると、なんとなーくこの競技の本当の魅力が伝わらず、ただ剣を早く当てた方が勝ち、といったイメージのままで終わってしまうのでは。と思ってしまいました。
○スポーツチャンバラをやる目的とは
まず、スポーツチャンバラを練習する目的についてどんなことがあるのか?
箇条書きにしてあげていくと、
・上達するため
・大会で優勝していきたいため
・運動不足解消やストレス発散のため
…などなどです。
スポーツチャンバラはやる目的は人それぞれです。
でも、やっている人に共通して言えるのは、
スポーツチャンバラをやっていて、楽しい、面白いと思っている。
だと思います。
これはスポーツチャンバラをやってる人を見て自分が思うイメージではあるんですが、楽しんでやられている方々は非常に多いと思います。
ちなみに、スポーツチャンバラをやっている人でも大会に出ない人もいたりします。そして、大会に出ない人でも毎回練習に来ている人もいます。
それはやはり、スポーツチャンバラをやっていて楽しいと感じるから、なのではないかと思います。
やる目的は人それぞれでも、老若男女誰でも気軽にできるのがこの競技の魅力だと思っています。
○スポーツチャンバラの練習について
スポーツチャンバラをやる目的はこれくらいにして、続いてスポーツチャンバラのの詳しい練習内容についてです。
今回は自分が所属している『名古屋武遊殿』の練習をベースにご紹介していきます。
・ミット打ち
まず一番最初にやるのがミット打ちです。
この練習の目的を簡単に言えば、
自分の持つ剣を相手の体に当てる際、いかに相手との距離が離れているところで体をうまく使い、当てることができるか。
です。
すみません、全然簡単に言えませんでした…笑
なかなか簡単に表現するのは難しいところではあるんですが、とりあえずそんな目的でミット打ちはしています。
スポーツチャンバラのルールは先程も言ったとおり、自分の持っている剣を相手の体に当てることができれば勝ち。です。
しかし、単に剣を振れば勝てるという訳でもありません。
相手自身も剣を持って相手の体に当てようとします。そして、自分の体に当たらない様に距離を取ったり、相手側から剣がきても避けようとします。
こうなると、自分も同じようにしていかないと負けてしまう可能性が高くなってしまいます。
そうならないようにする為、如何に自分が相手の剣が振っても当たらない距離を保ちつつ、自分の剣を相手の体に当てるか。ということが必要になってきます。
そのためには自分の剣がどれくらい相手と距離が離れても打てることができるか把握をする必要があります。
その距離を把握するためにミット打ちをします。
昨日は全日本大会前、最後の武遊殿の練習でした!
— ヒロシン@スポチャン (@hiroshinspochan) November 14, 2020
自分的には正直まだまだ…なんですが、とりあえず今の持ってるパワーを最大限尽くして、頑張るだけだなと思います!
来週参加されるみなさまはよろしくお願いします!#スポーツチャンバラ#愛知#名古屋 pic.twitter.com/AjvCrhrEFy
それを踏まえた上で実際の試合の動画を見てみると、如何にお互いに当てられないよう距離感を保ち、相手の体に剣を当てようとしているかがお分かりいただけるのではないかなと思います。
個人的には、この試合のなかで相手との駆け引きがあるのが面白いところであり、スポーツチャンバラの魅力の一つではないかと思います。
・回り稽古
今日、愛知は雨が降って寒い1日でした!
— ヒロシン@スポチャン (@hiroshinspochan) October 17, 2020
個人的に今日の練習は自分の思った通りの動きが出来なかったのかたくさん負けましたー😇
自分が思い描いてる動きを少しずつ、できるようにしていきたいですね!#スポーツチャンバラ#愛知#名古屋 pic.twitter.com/yY7aPkVmCi
ミット打ちの次に行うのが回り稽古です。
回り稽古は一定の時間、相手との試合をし、時間になれば横へと移動して、それを繰り返しながら回っていく練習です。
試合では相手との距離を保ちつつ、自分の剣を相手に当てるか。ということを意識するのもありますが、先程のミット打ちでやっていた打ち方が実際の試合でできているかどうか。も試していく練習にもなります。
これを踏まえると、スポーツチャンバラという競技は如何にいろいろなことを意識してやっているかがお分かりいただけたでしょうか?
拙い文章ではありますが、少しでもわかっていただけたら嬉しいです。
この記事の最初のほうで、
ふ〜ん、これがスポーツチャンバラの練習なのか〜。
と思っていただけたら幸いです。といったのですが、今回ご紹介した練習については一つの例としてあげたまでで、練習のなかで意識することや目的などは各スポーツチャンバラの団体によって変わってくるからです。
今回の記事ではあくまでも競技を知らない方向けに、スポーツチャンバラの練習とはどんなことをするのかの一例を紹介する記事とさせていただきました。
仮にこの記事を読んでスポーツチャンバラを始めてみたいという方がおられて、各スポーツチャンバラの団体が練習している場所へ行き、体験された場合に、体験された方が自分が今回紹介した内容と実際にやった内容と全く違う!という事態になることを避けるために、このようにお伝えしました!
この記事をきっかけにスポーツチャンバラの体験にいかれる方がおられましたら、体験に行く各スポーツチャンバラの団体におられる指導者の指導のもとで、安全に、そして楽しく体験していただければ幸いです!
今回はこの辺りで!
ではまた!