目で見て口で言へ(映画篇)13本目「シン・仮面ライダー」14本目「最後の活動弁士 井上陽一の世界」
アマプラで「シン・仮面ライダー」おそまきながら視聴。生体エネルギー・プラーナの力によって変身する昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトという設定でバッタ、クモ、サソリ、コウモリ、ハチ、カマキリ・カメレオンとオーグ(我々に馴染み深い言葉で言えば怪人。で、バッタ怪人になるところだったのが仮面ライダー)が登場。ショッカーという組織名はそのまま使っていて、その首領?がチョウオーグ。ハビタット世界とかパリハライズシステムとか、いきなり出てきてそこまで詳しく説明されないまま進むところがかえって新鮮で面白い。空中でのアクションはなんかとてもCGっぽくてペラペラな感じでしたねー。迷い悩み続ける静の男本郷猛と自らの気持ちに正直な動の男一文字隼人の対比がわかりやすい。そして政府機関の窓口的な人間ふたりの名前が最後に明かされるところが憎い!
現在国立映画アーカイブで特集上映されている「逝ける映画人を偲んで2021-2022」で、関西の大先輩井上陽一さんのドキュメンタリー「最後の活動弁士 井上陽一の世界」を見ました。映画好きが高じて映写技師になり、活弁に出会って浜星波に師事して弁士の道を歩み始めた井上さんのインタビューと上映会の様子を交互に描く。驚いたのは、映像につける音源を井上さん自らテープに編集していたことと、台本をきちんと製本していたこと。数年前に一度だけ、船堀映画祭で「瀧の白糸」を拝見できたことは個人的には本当に貴重な記憶になりました。
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