ものぐさ太郎亜米利加活弁日記〜想定外に極寒だったよNY!篇
アメリカ4都市+早稲田大学大隈記念講堂での活弁ツアー「The Art of The Benshi」が、ついにニューヨークからスタート。個人的には人生二度目の海外公演(旅行)となります。羽田から飛行機に乗って12時間かけて同じ日の出発時刻前にJFK国際空港に着く、という早くも時間の感覚が狂ってしまう日付変更線マジック。
機内ではフランス映画「落下の解剖学」を視聴。イッヌが可愛い。機内食2回いただきました。天候悪化のため空港上空で待機したりして(着陸時に結構揺れました)、予定よりだいぶ遅れて到着。そこから入国審査などがあって、車でホテルへ。
はるばる来たぜNY。
翌日はNYの会場であるBAM(Brooklyn Academy of Music)でリハーサル。ツアー前半は割とゆったりしたスケジュールです。
が、NYは想像以上に寒かった!コートの類いを一切持っていかなかったので、NYにいる間じゅう、ツアーメンバーの皆様から
「寒くないの?」
と心配され(呆れられ)続けました。長袖はフリースのやつ2枚とタートルネックの厚めのロンTみたいなの(2枚)だけ。あとはLAを想定して(ほら、もう4月だし)半袖のアロハしか持って行ってませんでした。まあでも無問題!
リハのあと、今回のツアーの壮行会(団結会)的なディナー。小雨がパラついていましたが、雨はこの日くらいだったでしょうか。
翌日、午後からリハーサルの続き。会場はすり鉢状になっていて、スクリーン前に空調の冷気が流れ込んでくるという、演者にとってはなかなかハードな状況。ここの寒さは後々までメンバーの語り種になりました。空調問題は、ツアーの間付き纏ってくるものでしたね。夜はツアー初日。ツアーでは全部で6つのプログラムをやるのですが、今回はプログラム1。
アメリカのお客様は、総じてノリが良いというか、前向きに楽しもうというスタンスの方が多くて、大変やりやすかったです。前説は、前半部分たどたどしい英語で、後半はEmmerich先生に通訳していただいてなんとか乗り切りました。前にロンドン・ダブリン公演のときに英語で簡単に前説をして、ジョークっぽいことを言ったら結構受けたので、それを今回もやってみました。これもツアー後半「前説王」という、素直に喜んでいいのかわからない称号を皆様から受けることになるきっかけとなりました。日本ではスベリ倒しているので、天狗の鼻折れにならないか、心配です。
それはともかく。2日目は土曜日。マチネとソワレ。プログラムは2(時代劇回)と3(掛け合いお初回)です。
3日目はBAM最終日。ワタクシがトリの作品(「執念の毒蛇」)を担当する主任回でした。この日から前説は全部英語でやりました(ありがとうDeepL!)。夜はNY打ち上げ的なディナー。
自分的にはこのツアー中はしこたま飲んで(主にワイン)いた気がします。
翌日と翌々日はこのツアーで唯一の完全フリーな日。月曜日は、セントラルパーク動物園へ行きました。
翌日の昼間はホテル、劇場に程近いフォートグリーンパーク。独立戦争を記念するモニュメントなどがある小高い丘のような広い公演です。とにかく物価が高いので、お金のかからない場所にはなるべく積極的に行くことにしました。
そして夜は人生初ブロードウェイミュージカル!マイケル・ジャクソンの人生を描いた「MJ the Musical」です!観劇の前に、近くのタイ料理のお店で晩御飯を食べました。MJ(とこれからは呼びたい)の曲はそれほど積極的には聴いて来ませんでしたが「生活の中でうっすら絶えずBGMのように浴びていた」ような記憶があって、なんだか懐かしいような嬉しい気持ちでした。
というわけで、アメリカツアーは一発目のNYからかなり濃厚でした。他にもホテル近所のスーパーマーケットとかユニクロとかマクドナルドとかフードワゴンとかウロウロしたり買ったりしたんですが、割愛します。翌日は飛行機でワシントンDCに向かいました。
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