目で見て口で言え「天の秤」
芝居屋風雷紡「天の秤」を見てきました。
昭和45年のよど号ハイジャック事件を、よど号の機長や客室乗務員、日航の社員の視点から、運輸大臣や政務次官など政府関係者の対応と事件の推移を描く。ワタクシ当時5歳だったのでさすがにリアルタイムでは知りません。うーん、テレビっ子だからニュースなんかを見てたかもしれませんがねー。
同劇団の前作「赤き方舟」に続く「赤軍派」三部作の完結編といえるのでしょうか。「赤き方舟」はどうにも閉塞感だけ感じてしまって着地点が今ひとつわかりにくいように思ったけれど、今作はハイジャック事件を解決しようと奮闘する人々の姿がしっかり中心にあって、面白かったー。ラストを政務次官のエピソードでぶった斬るように幕引きするところも急にサイコホラーなテイストも出て来て個人的な嗜好に非常にマッチいたしました^^;
同じく前作で気になった「俳優の見た目(ざっくり)年齢と役の年齢の齟齬問題」(こないだの「華麗なる家路」の感想でも述べましたアレです。大仰に問題と呼んでみました^^;)も、今回はそのようなことはなく、変な疑問(違和感)を抱きながら芝居を見続けることもありませんでした。
14日(日)が千秋楽。配信はない模様です。ご興味があればぜひ(もうお席がない場合はご容赦)♪
(追記)↑のように書いて締めましたが、関係者がコロナ陽性となったため、13日以降の全公演が中止になったそうです。残念。
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