ものぐさ太郎観劇日記〜日本のラジオ「蛇ヲ産ム」
ワタクシのとってはお馴染みの新宿眼科画廊で日本のラジオの「蛇ヲ産ム」を見て来ました。
かなり自由な語り(沈ゆうこ)によって進行する、あの田瓶市に関わっているらしい医食同源でかつ静かに怖しいお話でした。別々のシーンがレイヤーのようにちょっとずつ重なっているようなお芝居の見せ方が面白く、また「異言」っぽいシーンもなんだか真っ当なホラーテイストがあってわりとど真ん中に好みで、そして物語の閉じ方もいつもの日本のラジオでした。
日野さんは芝居の中でチックのような症状を呈していまして、そのようなところを見たことがなかったので新鮮で素敵でした。また、ところどころに出てくる「マシュウ」「クロミ」「くるくるさん」という聞き覚えのある名前たちに、ゾクゾクしながら見ていました。若手サラリーマンらしき人を演じた加糖熱量さん、以前舞台で拝見した記憶があるのですが、まったく気づかず、あとでプログラムを見て「あっ!」となりました。もしかしたら見たことがあるというのはニセ記憶かもしれません。
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