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第8回定期勉強会

こんにちは😊

去る11月18日(水)に、第8回オンライン定期勉強会が行われました!

今回は、”広島県立障害者リハビリテーションセンター”の三谷良真先生から、
「ホームエクササイズについて🏠」
というテーマで講義をしていただきました🗣⭐️

今回の勉強会では、外来で月に1回40分の介入しか行えないとき
外来リハビリ以外の時間(家庭で過ごす時間)で取り組むことができること(≒ホームエクササイズ)は何だろう?
という臨床疑問をもとに講義が行われました🙆‍♀️

まず、運動発達の遅れがある子どもたちに対する養育者が提供するホームプログラムに関するスコーピングレビューが紹介されました!
✔️Gorgon, Edward James R. "Caregiver-provided physical therapy home programs for children with motor delay: a scoping review." Physical therapy 98.6 (2018): 480-493.
https://academic.oup.com/ptj/article/98/6/480/4813621

次に、脳性麻痺を有する子どもやそのリスクがある子ども達の座位姿勢制御に着目したアプローチについて、”Home Program”と”Perceptual-Motor Program”の2つの介入方法を比較した文献が紹介されました。
✔️Harbourne, Regina T., et al. "A comparison of interventions for children with cerebral palsy to improve sitting postural control: a clinical trial." Physical Therapy 90.12 (2010): 1881-1898.
https://academic.oup.com/ptj/article/90/12/1881/2738045?login=true

まとめは以下の通りです👇🏻🎈

◎ホームエクササイズの内容に関する報告ではトレッドミルや発達活動トレーニングなどが散見される。
◎介入のポイントとしては課題指向的、問題解決型、難易度調整がある。
◎直接的な介入のみならず、ホームエクササイズにおいても家族との意思決定プロセスを共有することが必要。

今回の講義を通して、ホームプログラムを実施することは「家族を”良い治療者”にするということではない」ということにとても共感しました😮‍💨

また、講義後にも家族を治療者にしてしまうことで子どもの負担になっているのでは?といったことも議論され、ご家族にお伝えするホームプログラムの在り方について改めて考え直す機会となりました💧💧

今回も参加していただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました😳💓

次回は12月15日(水)21:00〜
「脳性麻痺の病型分類」について講義していただく予定です!!

広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いいたします‍🦪💨

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