自律航行船「Eight Knot Ⅱ」が広島に到着、開発が加速!
「海の未来を変える!」と注目を集める「自動運航船」。船舶のより安全な運航、船員の負担軽減などが期待できると、国も制度作りを開始しました。
そんな中、国内で初めて自律航行船による商用運行をかなえたサキガケメンバーの「エイトノット」。瀬戸内海を舞台にさまざまな実証実験を行ってきた開発艇「Eight Knot Ⅰ」に続き、2艇目となる「Eight Knot Ⅱ」が東京拠点から広島拠点にお引っ越ししてきました。
東京からトラックに乗ってやってきた「Eight Knot Ⅱ」。約2日間の長旅を終え、広島に到着。微調整のための手動航行を行い、無事に自律航行ができるようになりました。
開発艇が2隻そろうことで、開発がますます加速します!
「Eight Knot Ⅰ」と「Eight Knot Ⅱ」の2艇が広島に
電動の船外機2機とバウスラスターが搭載され、離岸から着岸まで自律航行が可能な「Eight Knot Ⅰ」。離着岸機能は搭載していないものの、エンジン船外機1機で自律航行が可能となった「Eight Knot Ⅱ」。Ⅱにはレーダーも搭載されているので、より遠くの他船、障害物を認識することができるのだとか。
より安全な海上交通を実現するために
海上交通の中で、事故種類別で最も割合が高いのは「衝突」(令和6年度交通安全白書より)。そこで注目されるのが、船長の操船をアシストし、他船を認識し、回避が期待できる自律航行システム。エイトノットの開発艇2隻が同じ場所にそろったことで、より複雑な他船の認識や回避の性能確認、航行テストができるように。異なる仕様の開発艇を並べて比較できるのも大きなメリットです。船舶のスペックによる差を減らすための開発も進んでいきます。自律航行システムの改善が加速し、より安全な海上交通の実現も間近かも⁉
▼「Eight Knot Ⅱ」の広島到着に関する記事はコチラ
https://note.com/8kt/n/nc320658cff55