広島・平和公園の“表参道”にあるブルワリー 【NARUのGreeting from HNB vol.2】
２週間ぶりの、こんにちは。
今回も「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING（ヒロシマ・ネイバリー・ブリューイング／HNB）」でPRODUCERを務めるNARUがつらつらと書いていきますね！
まず、最近の広島ですが、10月からの緊急事態宣言解除で街に少し人が戻ってきました。週末は久しぶりに店もにぎわいを取り戻しましたが、一方の平日はサッパリ。一度定着した「外で飲まない」習慣が戻るのは相当時間かかりそうです。
そういう状況だから、観光客に関しても推して知るべしです。
本来広島は「安芸の広島＝秋の広島」なんて呼ばれるように、秋は多くの観光客が訪れる季節。8月6日の夏と並んで、宮島の紅葉、旬がはじまった牡蠣を求めて国内外から多くの人がいらっしゃいます。HNBは地元の方はもちろん、広島を訪れた方にも広島の味を楽しんでもらいたいと思って作った醸造所でもあります。
だって見てくださいよ、このLOCATION！
HNBから平和記念公園までわずか100m強、原爆ドームまでも250m程度で行けちゃうんです。世界遺産にこんなに近いマイクロブルワリーって、世界中を探してもなかなかないんじゃないでしょうか？
↑ おりづるタワーから見える原爆ドーム＆平和公園の景色
私たちはずっと醸造所の場所を探してましたが、街中がいいと思ってました。もちろん郊外の方が家賃は安いし、広いスペースが確保できるけど、やっぱりやるなら街中だろう、と。私自身がずっと街中で仕事してきたこともあって、「街中で気軽に楽しんでもらえるブルワリーがいいな」と思っていたのです。
そんな中でご縁をいただいた今の場所……
バスセンターやアストラムライン、路面電車の駅がある交通の要衝・紙屋町にあり、広島で一番にぎやかなアーケード・本通に面していて、しかも平和公園が至近距離！ 私は思わず「ここ、最高じゃないですか！」と叫びましたし、ここで営業させていただけることを本当にありがたく思ってます。
私がこの場所を見てすぐに浮かんだイメージは、「平和公園を訪れて、資料館をめぐり、原爆ドームを見てきた人たちに一息入れてもらいたい」ということでした。
残念ながら平和公園の周辺にはゆっくり座って休めるSPOTがそうたくさんはありません。原爆の悲惨さを感じた直後、腰を落ち着け一休みする。そんな中で広島を感じられるビールを飲むことで平和の尊さを噛みしめてもらえれば――そう思ったのです。
さらに発想は膨らみ、平和公園を神社仏閣に重ねてみれば、この本通は平和公園の「表参道」にあたるようにも思えました。この考え、一見とっぴな発想のように見えますが、案外イイ線いってるような気もします。
なぜなら本通から平和公園のまんなかを貫く道は、江戸時代「西国街道」と呼ばれる九州へ向かう大動脈でもありました。ここが平和公園の表参道なら、伊勢神宮における「おかげ横丁」のような楽しいSPOTになってもいいはず！――そういうPOSSITIVEなイメージが私の中で広がっていったのです。
いま私の中で1つの具体的なPLANが浮かんでいます。さきほど勢い込んで「世界遺産にこんなに近いマイクロブルワリーって他にある？」って書いちゃいましたが、実はあるんです。それもものすごく近くに。
日本三景のひとつである宮島の島内、厳島神社の参道で営業されてるクラフトビール醸造所「宮島ビール／MIYAJIMA BREWERY」さん。
県内に２つも世界遺産がある街も珍しければ、それぞれのすぐそばに地元のビールが味わえる醸造所がある街なんて、世界中探しても他にあるでしょうか？――って、また勢い込んで書いてしまいましたが、やっぱりそれってなかなかない、貴重な観光資源だと思うのです。
原爆ドームと厳島神社、HNBと宮島ビール――いま私はこの2つをつなげられたら面白いんじゃないかと思っています。広島の海と川を通って2つの世界遺産をまわりながら、２つのクラフトビールを味わうツアー。
どうです、広島に行ってみたいと思いませんか？
私たちは広島に根付いた醸造所。これからもfrom広島からSMILEあふれる情報やたくらみを積極的に発信していきたいと思います。
それでは、また再来週。素敵なHAPPY HOURを！（NARU）
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