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食物アレルギーを克服した話
ぼくは現在28歳です。
幼少期の頃からアトピー、食物アレルギー持ち。
アレルギーを示す数値(IgE)は高校生の頃に約4万。
異常数値に医者からはこんな数値見たことないよと言われた。
そんなぼくが、少しずつアレルギーを克服する話である。
アレルギーは、卵・牛乳・そば・キウイ。
そばは多分食べたら死ぬ、キウイは食べなくても特に困りはしないが、
パンやケーキ、クッキーなど美味しいものの多くには、卵、牛乳が入っている。
アトピーで食事の制限も多く、食べれるものが極めて少なかった。
小学生の頃から給食の献立で食べれないものがあれば、
代わりに持っていくという日々。
ある日、給食に出たちくわの天ぷらを食べた。
食べてから気づいたが、その中にはチーズが入っていたのだ。
やばい😰
母に食べてはいけないと言われていたが、すっかり忘れていたのだ。
先生に食べてしまったことを報告すると、先生が青ざめていた。
だがしかし、何も起こらなかった???
病院でのテストでは喉が痒くなったりしたのに。
もしかして、成長するごとに良くなっていったのかと思った。
その日から、調子に乗ったぼくは、自己判断で
少しずつ卵や牛乳を少量摂ることにした。
原材料を見て、卵が含まれているものを少量食べる。
大丈夫だ。
もう少し、もう少しと食べ進めると喉が少し痒くなった。
なるほどここが限界値か。
というように少しずつ行うにつれ、食べれる量が増えてきた。
ただ、これは体調にも左右されるため気をつけなくてはならない。
2年ほど前、ぼくは調子に乗ってしまった。
ボクシングジムの冷蔵庫にある、チョコモナカジャンボを食べた。
何も問題はなかった。
その後、ジム仲間がプロテインを買ってくれた。
ぼくは一気に飲み干し帰ることに。
んんっ
運転中、喉に痒みが😰
慌てて、コンビニに車を停める。
トイレに駆け込み、とにかく吐くことにした。
鏡を見ると顔が赤くなっている。
まずいかもしれない。
少し、呼吸が苦しい。
混乱したぼくは、血中濃度を薄めたらいいんじゃないか?
と思い水を買いがぶ飲みした。
すぐに助けが呼べるようにイートインコーナーで待機。
突っ伏しながら、おさまるのを待った。
1時間もしないうちに回復。無事に帰ることができた。
やっぱりハードな運動をした後など疲労が溜まっている時は危険だ。
その日以来そのようなことは一度もないが一度に大量に摂らないようにしている。
今になって思うが、ぼくは危険な方法でアレルギーを克服しようと
していたのかもしれない。
これまで大きなショック状態に陥ったこともなかったし大丈夫と思ったのだろう。
今では、アイスやケーキ、カツ丼などの卵料理など大体のものは食べれるようになった。
子供の頃は、完全に諦めていた。
まさかこんな日が来るなんて思いもしなかった。
アトピーも良くなると思わなかった。
ずっと包帯をつけてやりたいこともできずに一生過ごすと思っていたから。
こんな未来が待っているとは思わなかった。
とにかく、諦めなくて良かった。
今ある体に感謝をして毎日過ごそう。