インバウンドを可視化する #005 コロプレスマップを作ってみる その2
アクセスありがとうございます。
前回の記事はこちらです。
前回では使用している統計データ自体の性質によって、見え方が実情と異なるという問題が出てきました。その解決策として、下記のようなロジックを組み立てました。(良いか悪いかは一旦置いておくことにします)
「原則として合計の旅客数を表示するが、合計値が存在しない場合は一泊以上滞在した人の数を表示する」
もう一度データを整形し直し、QGISの色分けの式も調整します。
余談ですが、QGISの式なんて書いたことありませんでしたが、Pythonの書き方で記述してChatGPTに書き換えてもらったら一瞬でした。(もう手放せない)
出来上がった式を反映して、色分けの閾値を調整しました。
だいぶ全体像のようなものになりました。アフリカに欠損が目立ちますが、ビジュアライズの不備というより、単に公表していない国が多いということのような気がしています。
今回扱うデータでは、統一された発表形式の数字を扱うことが出来ないということが分かりました。このビジュアライズのロジックがどれほど実情を表現しているか、評価は微妙にはなりそうです。
しかしながら、「おおよそのボリューム感」ではあるはずなので、とりあえず進み続けることにします。
今回でもってお題である「世界各国のインバウンドを可視化する」ということがある意味達成出来ました。しかし、この取り組みは最終的にWebブラウザ上でインタラクティブに探索できるツールにしたいので、まだまだ先は長く続きます。
次は地図とまた違った見せ方のプロトタイプを作成してみようと思います。
この取り組みはマガジンにまとめていますので、よろしければ今までのものもご覧ください。