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インバウンドを可視化する #004 コロプレスマップを作ってみる その1
アクセスありがとうございます。
前回の記事はこちらになります。
しばしの間、統計データをgeojsonにマージさせるということをPythonでしていました。データの構造をどうしようか考えたり、それに伴って整形のコードを書き換えたりとなかなか時間がかかってしまいました。
今回は、出来上がったgeojsonを使ってコロプレスマップを作るスタディのプロセスです。QGISをちゃんと使ったことなかったのですが、結構簡単にgeojsonのpropertiesの値を利用して国ごとに色分けをすることが出来ました。
コロナ禍においては世界的に旅客数が減っていたため、流行直前の2019年のデータをプロットしてみました。
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色分けをしてみたものの、欠損値として表示されているグレーの国が多いのが気になりました。ヨーロッパは旅行先としては特に人気な国なはず、という肌感もあり、加えて中国などもグレーなので何かしら問題がある予感がしました。(この時点ではまぁ色々他にも問題はあったのですが)
とりいそぎ元のデータを参照したところ、例えばドイツではTotal arrivalsがTotalになっていないように見えます。「一泊以上した旅行者」(ということのはず)としては発表があるようですが、その他は不明のような扱いで、それに伴い合計値が出せないといったところでしょうか。
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なるほど合計が出せない場合があるのか、ということで、次は「一泊以上した旅行客」のデータセットを作成して同様にコロプレスマップを作成しました。
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ヨーロッパ諸国が塗り潰され、割と肌感に近くはなった感じがします。しかし、日本や中国、オーストラリアなどを見てみると、欠損値のような状態になっています。どうも発表の形式が国ごと違うようで、合計値しかなかったり、一泊以上という形でしかなかったり、なかなか実情をフラットに表現出来た形になりません。
次回は、実情を表現するようなビジュアライズにするにはどうすればよいか、考えたプロセスに続きます。