2022年12月「痔瘻」の体験談④
痔瘻手術への入院 編
入院までの一週間、肛門が腫れたら入院延期
幾つかの検査以外に肛門が腫れないことが入院の条件であった。だからと言って、辛いものを食べないとか下痢にならないとか、本人にしたら、その程度しかできることはないのですが…肛門を大切にする必要があった。
前の手記でも触れたが、肛門が腫れあがってしまうことで「瘻管(ろうかん)」が見えなくなってしまうようです。
ちなみに、コロナ禍以降、在宅ワークがメインであり以前よりも同じ姿勢で座り続けることが多くなっている人が多いそうで、(やはり)お尻には良くないそうです。(気を付けよう)
入院の午前中は病院からの指定食
入院翌日に「大腸検査」が控えていることから、自宅での朝食は指定食。食べてよいものは、うどん、ごはんなどはOK。ただし、ひじきなどの消化の悪いものはNG。果物も皮がなければ良い。牛乳や乳製品はNGのようだ。
ということを踏まえたらめんどくさくなって、食べないという選択肢をしたところ、非常に後悔をした。(理由は後程)
AM10:00:肛門科外来で肛門の最終確認
入院当日、肛門の状態を最終確認します。診察室に入り、肛門を一瞬だけ見せて「はいOK」の一言。看護師に連れられ、病室に向かいます。
病室は4人部屋の窓際
入院は小学生ぶりということで、やや不安が先行していたものの思ったよりもプライベートスペースが広く快適だ。以下が設備一覧です。
シングルベッド
枕元の照明
2口コンセント
15インチ程度テレビ(回転式)
冷蔵庫
鍵付き棚付きロッカールーム(収納多)
サイドデスク(収納多)
サイドテーブル(昇降式)
ゴミ箱
free Wi-Fi
もっと快適に過ごすため
30歳を過ぎると、これまでの人生経験から欲が出てくるもので、入院生活を快適に楽しむためのツールをランキング順で紹介。
1位 延長コード
二口のコンセントがあるものの頭の上にあったりと、場所が悪いことがあります。携帯の充電やパワコンの電源確保など、延長コードがあるだけでベット回りの行動範囲が1.5倍ほど広がります。
2位 ケーブルが長い充電コード
理由は1位同様
3位 HDMIケーブル&HDMI-ライトニング接続アダプター
地上波のテレビが飽きました。ネットフリックスやアマゾンプライムを少し大きな画面で快適に見たいなら、このセットは非常に有用。備え付きのテレビにスマホ画面を映せば、非常に快適です。
4位 好きなスポーツドリンクや炭酸水
コロナの感染対策の影響で、入院患者に行動制限が出ています。実際に私も売店へ行ける時間帯は制限されてました。持ち込むバッグに空きがあるなら、少し多めに飲料水はあったほうがいい。おいしい飲み物は活力の源になる。
5位 好きなお菓子
入院前半は食べる気力は起きないのだが、元気になってくると病院食では物足りなくなりました。遠足気分でピックアップをしてみてください。
6位 洗えて乾きやすいパンツ
コロナの行動制限のせいで、洗濯室に行けない場合もあります。お風呂場などで手洗いしやすいパンツがあれば、非常に重宝すると思います。「痔瘻」はパンツがすぐ汚れるということを痛感した入院生活で、ユニクロのエアリズムのパンツは病室でもすぐ乾いて助かった。
7位 ボールペン
入院生活では、排尿・排便の数、病院食の摂取量などを、専用用紙に毎日記録を残すことが求められる。ボールペンがなければ看護師さんが貸してくれると思うが、自身のものがあったほうが何かと便利だ。
8位 大きなナフキン
痔瘻の術後は、お尻からの出血を覚悟してください。病院からもナフキンを持ってきてくださいと言われるのですが、サイズまでは言及されなかった。私の場合、女性用の15ccを持って行ったところ小さくて漏れた。漏れるとベットシーツなどについてしまうので、非常に厄介だった。2枚重ねにしたりなど工夫をしてみたものの、結果的には夜用ナフキンやショーツ型ナフキンなどの大きめのナフキンのほうが断然快適だった。
昼ごはんから、大腸検査のための「検査食」
本日は消化がよいものしか食べてはいけないということで病院から用意されたのは、「味のないおかゆ」と「具のないお味噌汁」。量も足らないし、味も感じない。朝飯を抜いてきたことを非常に後悔した。トレーの端に…申し訳程度に「練り梅ソース」がついていた。一滴たりとも残さないようにおかゆにかけた。
もちろん、夜ごはんも「検査食」
昼のメニューの「練り梅ソース」が「かつお風味の粉末」に変わっただけの検査食が出てきた。足りない…。
あとは、21時の消灯まで自由時間。いよいよ、明日は大腸検査だ。
体験談④おわり>>>体験談⑤
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