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空飛ぶスパゲッティーモンスターという宗教を知っていますか?
つい最近、友人からこの話をきいて興味が沸いてしまい、Amazonプライムでこの動画を観てしまいました。
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この宗教団体は、キリスト教的教えを学校教育の中に組み込むことに「対抗して(反対して)」独自の宗教を造り、それに対する権利も平等に主張するという手段をもって、宗教をルール化する事がいかに不条理であるかという事を皮肉っている団体。だと理解しています。
教義の内容は下記に転載した通りだが、宇宙はスパゲッティ・モンスターによって創造されたというマジでどうでもいい面白くもない内容だが、あえてそれを真面目に主張して、キリスト教の神が人類を創造したというのなら、その神はスパゲッティモンスターの事である、そうでないというのならその証拠を見せてくれるなら素直に認めるという。
つまり、そんな事はばかげているけれど、違う事を証明できないのだから、キリスト教だろうと何教だろうと科学的に証明できないし、それなのにキリスト教だけ特別扱いされるのは不当じゃないとするなら、スパゲッティ・モンスターにも同等の権利を与えろということで、パスタを入れるボウルを頭に被るというスパゲッティ・モンスター教の信仰形態の一つを生活の習慣として、仕事だろうが証明写真だろうが一般的には禁止されていてもそれを貫いている。(宗教的例外として認められる権利を行使している)
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この様な皮肉を大真面目に取り組んでいるという事自体が、ある意味純粋なブラックジョークというか、この人達もなんか違う意味でカルトだなと思う所はあるものの、日本人では考えられない自由な発想でカルチャーショックを受けた。
極端な話、個人の信念だって宗教になりうるのだからキリがないのだが、教育に取り入れられたり法的に特別な権利があるのは、不公平なだけではなく自由意志の侵害になるという考えは確かだと思う。
そして、科学的に証明されれば全てを認めるという教義であり、科学のみを正としてそれ以外の思想を認めない(対立を生む)事にもなるのではないかと考えると、結局は神を信じる宗教を馬鹿にしているというのがこの宗教の根本的な思想であり社会的活動団体の一つに過ぎないかなと思う。
キリスト教社会(宗教的社会)に問題提起するという事では面白いと思うのだけれど、同じ土俵に立った瞬間に対立を生むだけではないだろうかというのと、そもそも権力に対抗する方法としても一部の活動団体にしかならないので(しかもレアで同調を得にくい)捻りつぶされて終わりかなみたいな。
何処の社会も、牛耳っている権力に声を上げていくという事が出来ないのだろうか。
主な教義(Wikiより抜粋)
宇宙は空飛ぶスパゲッティ・モンスターによって創造された。これは空飛ぶスパゲッティ・モンスターが大酒を飲んだ後のことであった。
ボビー・ヘンダーソンがこの宗教の「預言者」である。
信者は海賊の衣装を着る。スパゲッティ・モンスター教の教義では海賊は「(スパゲッティ・モンスターに)選ばれし民」で「人類の祖先」であり、教義の中で重要な位置を占めている。
学校教育では進化論のみならずスパゲッティ・モンスター創造説も教えるべきだ。
ブッシュ大統領をはじめとする「進化論以外の創造説も学校教育で教えるべきだ」と主張する人々は我々の代弁者だ。
あらゆるドグマは拒絶する。
創造主であるスパゲッティ・モンスターが実は存在しないという明確な科学的証拠さえ提示されるのであれば、スパゲッティ・モンスターが実際には存在せずスパゲッティ・モンスター教の教えが誤っているということさえも否定しない。
教祖や教団にお布施をする代わりに、そのお金は「貧困をなくす」、「病気を治す」、「平和に生きて、燃えるように愛して、電話の通話料を下げる」ことに使う。
信者は「善なるもの全てを支持し、善ならざるもの全てに反対」する。