H.M.S.B.LIVE～公演中止と言う名の打開策～

これは去年の夏にLINE限定動画配信用に撮った演劇公演である。くだらないコントが数本と初めてのリモート芝居と短編の新作である。

2020年は毎月公演をやる予定だった。けれど、コロナであっけなく４月から公演が打てない状態になってしまった。すごいモヤモヤとグチャグチャがある中で、初めての動画配信に試みたのがこれだ。

「演劇を動画で観ると面白さが半減する」ってこれはよく聞くセリフだったし、実際に俺もそう周りに言ってた。だからこそ、なるべく観れる演劇公演は足を運んで観ていた。が、しかし、それがなかなか出来なくなった今、どうやったらいいのか？劇団ヒロシ軍なんて、その場にいる観客ありきの芝居しかやってこなっかたのに。撮影だってカメラのアングルにしろ、編集にしろ、何もかもド素人の俺らが演劇の面白さを映像を通して伝えることが出来るのかよ？って白髪が増えるほどに悩んだんだけど、ひとつわかったことがありました。演劇は演劇の楽しみ方があって、映像は映像の楽しみ方があるんだなって。公演動画を視聴する時に演劇と同じ見方をせずに、映像として観れば、面白さが半減するとかそういうのは無くなるってことに気付いた。(まだ気付いてない方は気付いて！)

さて、内容に触れます。

まぁ、映像ではあるけど足を運んで劇場へ来たっていう演出で始まります。ちゃんと客入れから始まる時の暗転していくとことかこだわりました。

最初のコント数本はつかみでいつもやる「ことわざシリーズ」から新作を何本か散りばめました。どうかな？感想プリーズ。僕が特に好きなのは「取り引き」です。理由はゴッサムを観て、その影響をモロに受けたコントだからです。

初めてのリモート芝居では佐賀から高園渚ちゃんをゲストに呼んでやりました。台本はもちろん無く口頭で伝えて１発で撮りました。ちょっと編集加えて、ところどころカットしてるけど、ドキドキする３０代の男の情けない芝居が撮れたんやないでしょうか？

最後の短編新作「マーダーアクター」、これを４月に観客の前でやる予定だったけど出来なかった作品です。ただいつかこれを観客の前でやりたいなぁって思ってます。もっとスピード感とか演出を仕上げれるように頑張ります。

さて、今までの劇団ヒロシ軍の動画をYOUTUBEにあげて、それを解説した文章を毎週載せていく予定だったんだけど、前回からもう２か月もあいてしまった。これはほんとめんどくさがりの俺のダメなところと時の流れが早すぎるからダメってことでこれからは頑張って書いていきたいな。俺のために。

初心忘るべからず、だけど初心者マークを振りかざしてはいけない。