夏が過ぎてもアイスクリーム〜辛いにプラス一したらこうなったんやけど・・・〜
先日、劇団ヒロシ軍旗揚げ15周年記念公演「夏が過ぎてもアイスクリーム〜辛いにプラス一したらこうなったんやけど・・・〜」を無事に公演することが出来ました。
ご来場いただいた皆様、この公演に関わってくれた皆様、本当に本当にありがとうございました。
15年間、のたうち回って、もがき続けてきましたが、今回も劇団ヒロシ軍らしいドストレートな代表作が出来上がりました。
今回の公演で初めて字幕をつけました。耳が聴こえない人たち、ろう者の皆様にも楽しんでもらえるようにいさはや要約筆記会の人たちが頑張ってくれました。
何故、今回、字幕をつけたのか?
それは元・劇団ヒロシ軍の渡邉さんとサワさんが頑張ってAFF2をとってくれたから、字幕をつけることが出来た。
僕は創作に全力で集中出来た。感謝です。
俺の両親は二人とも耳が聴こえなくて、お母さんはこの15年間、ずっと俺が出ている芝居を観に来てくれた。(長崎であるやつはほぼ毎回)
でも、ずっと聴こえない中での観劇は、訳わからなかったと思うし、退屈だったと思う。(まぁ、聴こえてても訳わからない芝居やってることはあるけど)
息子が出てるからと言って、たったそれだけで毎回、観に来てくれたお母さん。そんなお母さんに15年目にして、やっと劇団ヒロシ軍という作品がどういうものなのか、字幕を通して、伝えられた。
15年もかかったのかよ。そりゃあ、もっと早くに字幕つけれれば良かったんだろうし、手話とか使って芝居すれば良いやんとか思われるかもしれないけど、なかなか難しいと勝手に思ってしまった。いや、現に手話をしながらセリフを言うのって、例えるならば、ギターのソロ弾きやりながら歌うのと一緒くらい難しいんよ。
今まで滅多に来ないお父さんも観にきてくれたしね。映像配信のほうでは、たくさんのろう者の友達が購入してくれた。ほんとありがてぇ。
そんなお母さんからの感想が「字幕が付いてて、物語がわかりやすくて、観劇を楽しめた。だけど話は普通だった」です。
・・・・・・・・・。
この2週間の稽古から本番までの思い出の写真を載せますね。
まぁ、でもさ、今回の公演でキャストのみんなにすっごい助けられました。めちゃくちゃ心強かったです。
マジで単純かもだけど、みんな、めちゃくちゃ面白いから、面白いものが出来ました。
「この公演を成功させるためにはヒロシさんを休ませること❗️」って言って、客演なのに劇団員かのように動いてくれたみんなには頭が上がりません。ほんとありがとね。
まぁー、今回の舞台はね、お母さんからは普通って言われたんやけども、次回の舞台ではね、めちゃくちゃ面白かったと言わせたいね。
そりゃあ、言わせたいよ。うん。