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ペンタトニック・スケール
ペンタはギリシア語で数字の5、
トニックは英語で主音の意味です。
つまり、5つの音からなる音階といえます。
定義は1オクターブに5つ音が
入る5音音階ということですから、
様々なペンタトニック・スケールが考えられます。
ここでは代表的なメジャーペンタトニックと
マイナーペンタトニックを説明していきます。
メジャーペンタトニック(譜例1)は
メジャースケールから4番目(ファ)と
7番目(シ)の音を抜いたもの
(ヨ・ナ抜きと覚える)。
譜例1
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マイナーペンタトニック(譜例2)は
ナチュラルマイナー・スケールから
2番目(レ)と6番目(♭ラ)を抜いたもの。
(二・ロクヌキ)
譜例2
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図1
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127579242/picture_pc_b3d27ffdc4b63e5d90a80b1564057960.gif)
図1の左がメジャーペンタトニック、
右がマイナーペンタトニックのポジションです。
順次進行と反復進行
音階の順次進行とは、ド、レ、ミ、ファ・・
などのように隣の音に順番に進む進行
(上昇、下降)のことをいいます。
反復進行とはド、ミ、レ、ファ・・のように
上昇、下降を交互に繰り返すジグザグ進行の
ような場合の進行をいいます。
スケールを自由に弾けるためには
順次進行の練習だけではだめでしょう。
反復進行の練習も取り入れるべきです。
ほんの一例ですがメジャーペンタトニック、
マイナーペンタトニックそれぞれの3連符を
使ったパターンが譜例3、4です。
譜例と音は上昇型だけですが、下降型も
練習するとよいでしょう。様々な反復進行を
研究してみてください。
譜例3
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譜例4
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おまけ
他に有名なペンタトニックをひとつ。
メジャースケールの2番目、6番目を抜いた
沖縄のスケールですね。
ちなみに以前、バリ島に行ったとき、
おみやげでおもちゃの鉄琴を買ったら、
沖縄のスケールでできていました。
東南アジアで馴染みのある
ペンタトニック。
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