日本の輸入相手国 1985-2017
日本の輸入相手国としては、アラブ首長国、インドネシア、サウジアラビアなど資源輸入の相手国が重要ではあるが、単一の相手国としては、中国が突出するようになっている。同じような位置にかつてあったのはアメリカであるが、輸入相手国としての両者の地位の交代は2000-2005の間に生じている。直近の構成比率は4分の1程度。中国香港に台湾、韓国を加えた比率は3分の1に達する。
大変興味深いことは、別に掲げた「日本の輸出先 1985-2017」で判明するように、中国の比率は輸出先よりはこの輸入先においてむしろ高い。中国は輸出入両面において、日本の最大の貿易相手国である。
なお別に掲げた「対米・対中貿易の品目構成 2017」で対米・対中の輸出入の構成を議論している。
日本の輸入 構成比 %
1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2016 2017
米国 19.98 22.41 22.43 19.00 12.42 9.70 10.28 11.09 10.73
中国a 4.99 5.11 10.72 14.51 21.03 22.00 24.78 25.77 24.49
香港b 0.59 0.93 0.81 0.44 0.30 0.22 0.29 0.32 0.27
a+b 5.58 6.04 11.53 14.95 21.33 22.22 25.07 26.09 24.76
台湾c 2.61 3.64 4.27 4.71 3.00 3.32 3.78 3.77 3.78
+c 7.89 9.68 15.87 19.66 24.33 25.54 28.66 29.87 28.54
韓国d 3.14 4.99 5.14 5.39 4.73 4.11 4.14 4.12 4.18
+d 11.03 14.67 21.01 25.05 29.06 29.65 32.80 33.99 32.72
泰 0.79 1.77 3.01 2.79 3.02 3.02 3.15 3.31 3.38
新嘉坡 1.23 1.51 1.95 1.70 1.30 1.12 1.22 1.35 1.27
資料:外国貿易概況
main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp