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城願寺の柏槙

城願寺の柏槙(ビャクシン)といってすぐ理解されないかもしれない。城願寺というのは神奈川県湯河原にある現在は曹洞宗のお寺。ここは平安末期から鎌倉、地元の豪族土肥氏の氏寺があったところ。そこに樹齢850年ほどとされる柏槙の木があり、1939年に国指定の天然記念物になっている。
木そのものは樹勢がなお強く、生命力を感じさせる。
柏槙というと鎌倉の建長寺にあるもの(三門と仏殿の間の両脇に植えられている)を思い出すが、比べるとこちらは大変樹勢が強く大木化していることに驚かされる。
ここに行くにはまずJR湯河原。駅から線路沿いに小田原方面へ歩いてやがて線路高架下の道をあがる。でわかりやすいはずだったが、なぜか路に迷ってタクシ―に頼ったが、それが正解だった。というのは、寺までが大変な急こう配の坂だったからだ。湯河原にはあと、五所神社のクスノキがあり別稿で紹介する。
なお国指定の天然記念物としては以下を紹介している。
 善福寺の大イチョウ
 練馬白山神社の大ケヤキ
 与野の大カヤ
 馬場大門のケヤキ並木
 善養寺の影向(ようごう)の松
 葛飾八幡宮の千本公孫樹


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福光 寛  中国経済思想摘記
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