大隈重信銅像
早稲田大学の校庭に立つ、早稲田大学初代総長を務めた、大隈重信(天保9年1838年-大正11年1922年)の銅像である。制作は朝倉文夫(1883-1964)である。完成は昭和7年1932年10月とされる。
上野の森にある西郷隆盛像(明治31年1898年12月除幕 高村光雲制作)の場合、西郷隆盛(1828-1877)がいかなる人かについて分からないことが像を見たあとも多く残るのであるが、大隈重信銅像は、顔の表情から、大隈の人となり、人物を良く伝えている。正装の上に角帽、ガウンを羽織った服装なども、この人が大学を率いる人物であることを良く示している。西郷に平服をまとわせ草履をはかせた、上野の西郷像が、西郷を顕彰する像としては「異常」な像であることが改めて理解される。他方、大隈重信銅像が、銅像として完成度が高いことも理解される。
アクセス 東京メトロ東西線早稲田より徒歩5分。早稲田大学早稲田キャンパス内。
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