趙紫陽 灣子会議での発言 1947/06
「地主階級全体について言えば、肉体消滅政策ではない。しかし農民が立ちあがり大罪極悪の地主を殺すことは、指導上は認められるべきだ(写真は湯島聖堂)。敵人が侵入占領すれば、地主は報復する。だから今日農民が反報復を(もっとすごいことさえ)進めるのもまた認めるべきで、これは革命行為であり、農民を信ずるべきだ。」「(日本軍に)抵抗した(抗屬)地主については、(一般の地主と)同様に消滅するべきだ。(日本軍との)抗戦は名誉あることで、抵抗したことは配慮を要するが、しかしどうするかは群衆が決定する。個別の抵抗(地主)と農民の正面対立で、農民が殺すというなら、指導上はすぐ認めるべきだ。我々はまた配慮にも制限を加えて良い。農民に任せるべきだ。地主出身の幹部は必ず農民の側に立たねばならず、まず思想上そして家庭と関係を絶ち、積極的に家庭を説得し、真剣に土地改革を実行すべきである。これは一つの重大な試験であって、単に思想が伝わるかではない。幹部と群衆が対立するとき、党の原則は群衆に従うことで幹部に従うのではない。さもないと防空洞はきれいにならず、地主階級も消滅しない。群衆運動を阻害する者は党籍を除かれるべきだし、有罪とされるべきだ。それは部隊幹部が村に侵攻し農民運動を鎮圧するようなもので、農民はそれを銃撃してよい。その衝突の性質はまさに階級戦争である。」蘆躍剛『趙紫陽傳』上巻 INK
印刻文学生活雑誌出版2019年 p.151
(見出し写真は湯島聖堂。以下の写真は湯島聖堂入徳門の木鼻。造形は鼻が短く牙があり、毛がカール、巻いているので象ではなく獏である。湯島聖堂の建物は関東大震災で被災してほとんどを焼失し、昭和10年1935年に伊藤忠太設計で鉄筋コンクリートで再建されたが、そうした中で入徳門は江戸時代の姿を伝えているとされる。)
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