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神田川橋梁

 神田川橋梁は「松住(まつずみ)町架道橋」に接続して、総武本線を神田川を渡らせ御茶ノ水につないでいる鉄道橋梁である。橋長56m。
 ところで橋で水平に渡す構造物を「桁(けた)」という。またI字型の鋼鉄の桁をガーダーplate girder,四角い箱型の桁をビームbeamという)。またこの「桁」と「支点」だけで橋をつくると、これを桁橋という。
 桁橋は上に天板をのせたり、途中に橋脚を付けることもある。短い区間に橋を付ける場合に、桁橋は良く見られる。神田川橋梁は、プレートガーダーだとされる。中央部分に八の字に開いた橋脚があるのが特徴。この橋脚は、ガーダーに対して、剛結されている。剛結とは接合している角度が固定されていることをいい、ラーメン形式(額縁形式)だともいう。
 昭和7年1937年に竣工したもので、両国どまりだった総武本線を御茶ノ水まで延伸するために、架設されたとのこと。この事情は「松住町架道橋」と同じで、両者が一体として建設されたことは明らかである。
 ところで「松住町架道橋」「神田川橋梁」と同様に、橋の中には、同時に鑑賞できるものが多い。このほか同時に鑑賞できる例としては以下の二つを上げて置く。
 「永代(えいたい)橋」と「豊海(とよみ)橋」。
 「清洲(きよす)橋」と「萬年(まんねん)橋」。
アクセス 秋葉原からも御茶ノ水からも徒歩圏。しかし御茶ノ水方面から神田川あるいはJRの鉄道に沿って昌平橋を目指すことを推奨する。昌平橋で松住町架道橋を見つけたら、その御茶ノ水方向に神田川橋梁を見つけることができる。

正面奥に丸の内線と聖橋が見える


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福光 寛  中国経済思想摘記
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