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広徳寺

 応安6年1373年開山という古い歴史を持つ臨済宗建長寺派の寺院(正応長者が建長寺より禅師を招いて開山とある。正応長者は人の名前ではなく、正応の時代の資産家という意味だろうか?寺は荒廃再建を繰り返したように見えるが、江戸時代には寺領40石を得ていた。40石というのは寺領としてかなり大きく、この地方の有力寺院だったことが伺われる)。JR五日市駅から徒歩では少し厳しい距離なので、タクシー利用を勧めたい。
 建物はいずれも見事である。まず古式を感じさせる「総門」。そして有名な「山門」がある(見出しは山門である)。その奥に「本堂」。

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   建物に茅葺が残され趣きがあってよい。しかしよく見ると茅葺はかなり傷んでおり、修復が早急に必要に思えた。しかし修復の根拠となる建物の建築年代が江戸中期とされていることが不思議だ。いろいろな古文書からなぜ推定できないのか。調査研究に十分な資源が投入されていないのではという疑いをぬぐえなかった。
 アクセス 五日市線五日市駅よりタクシー利用勧める。

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福光 寛  中国経済思想摘記
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