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鄧小平 物価改革の実施 1988/05/19

 這是鄧小平同志會見由朝鮮人民武裝力量部部長吳振宇率領的朝鮮政府軍事代表團時談話的一部分。1988年5月19日。《鄧小平文選第三卷》人民出版社1993,pp.262-263

  我々の党の十三回大会と全国人大七届一次会議は、いずれもその精神は今一歩思想を解放し、今一歩生産力を解放するというものである。
 物価が正される(理順物價)ことで、改革は足並みを早めることができる。物価問題は歴史の経緯がもたらしたものだ(歷史遺留下來的)。過去、物価はみな国家が決めていた。例えば食糧(糧食)、それに各種の副食品、買い入れ価格は長年とても安く(低)定められていたが、この数年何回か引き上げられた。しかしそれでも比較的安い。また都市の販売価格はまた高くできない。都市の販売価格が逆鞘になる(倒挂)と国家が補填している。このような価値規律に反したやり方は、一面では農民の生産積極性を促そうというものであるが、他面で国家は大きな負担を負っており、毎年物価補填の支出は数百億元に達している。このようであるので、国家の財政収入から経済建設に投ぜられるものは少なく、教育、科学、文化事業の発展へはさらに少なくなっている(この言い方は理解できるものの、予算全体の構成を示さないので説得力には欠ける。補填は予算全体でどれほどの大きさだったのだろうか? 福光)。そこで物価問題を解決しなければ、負担を逃れて軽装では進めない。最近われわれは、肉、卵、野菜、砂糖この4種の副食品価格の自由化を決定し、まず一歩踏み出した。中国には「過五關斬六將」という關公の故事があるではありませんか(関羽が5つの関を破り、六人の敵将を切ったという故事)?我々は関公よりももっと多くの関を超え、もっと多くの将を切らねばならないかもしれない。関を超えることは容易でなく、多くの危険を必ず伴っている。今回の副食品価格自由化(放開)では、購入に押し掛ける人があり(有人搶購)議論が巻き起こり、不満とする意見も多かった。しかし多くの人民大衆は中央を理解し、この決心は下されるべきものとなった。現在この関が成功したかどうか、今日まだ話すことはできないが、しかし我々は成功を希望している。このことは我々に一歩ずつにおいて、いつも誠意をもって、大胆かつ細心に、適時経験を総括し、問題を発見かつ微調整して、実際の情況に合わせることを求めている。しかし物価改革をしないことはできない。リスクに向き合い、困難に向き合わねばならない。全党と全国人民の理解を得るのはとても困難な仕事だ。八方美人的方針、八方美人的なやり方は存在しない。直面しているのはすべて新たな物、新たな問題で、経験から我々は自らを創造するのだ。
 我々は実践は真理を検証する唯一の基準だと話している。物価を自由化し、改革を加速することが正しいか正しくないか、これも実践してみる必要がある。我々は現在順調な情況をもつとともに、リスク情況も持っている。この10年間中国は喜ばしい発展を遂げ、人民生活は改善し、リスクを受け入れる能力は高まっている。私はいつも私の同志たちに、リスクを冒すことを恐れるな、少し大胆になれと言っている。もし前の狼と後ろの虎を(ともに 福光)恐れるなら、(進める)道はないではないか。
 中国の経済発展の速度はあまりに遅いことはない。1988年は風雨(風浪)はあったものの、速度は依然として百分の十を超えるだろう。毎日風雨の中を前進し、倍にしてさらに倍にする(繙兩番)任務を必ず完成する。これが我々の現状であり目の前の情景だ。

#鄧小平 #馬關    #価格自由化


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福光 寛  中国経済思想摘記
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