見出し画像

上海の養老院月5500元(115500円)をどう見るか

实拍上海中等水平养老院现状   2023/11/17
撮影者は自身の母親が入っている中等レベルの養老院の景観を映して報告している。母親が入っているのは3人部屋。本人の支払いは食費込みで月5000元+追加サービス費用(食べ物など)月500元前後 併せて5500元 1元21円なら月115500円)なお別に、一人1000元程度、政府が補助しているとのこと。2人部屋にすると月1000元程度高いとのこと。撮影者は、上海の老人は、(中国の中で)恵まれているとする。(別稿で紹介したように2023年当時、北京や上海での中等の年金は月6000元程度なので、この養老院は普通の人が入居できる金額なのだろう。なお庶民の年金は4000-5000元程度と思われる。)
他方、自宅で看護する場合、保母さん経費は食費を別に月7000元、夜見てもらうとさらに月3500元かかる。
なお施設の入居者は2021年の完成時に350人いたのが2023年初めに150人に急減したことについて、その原因についてはみなさんご存知にように(懂的人都懂了 懂得都懂:周知のように)と「言い回し」で逃げて、説明していない。おそらく経済状況の悪化を示唆したいのだろう。なお高い養老院は月2万元(42万円)程度かかる。反対に安いところは月2000元といったところもある。


いいなと思ったら応援しよう!

福光 寛  中国経済思想摘記
main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu  マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp