中国における手抜き工事（豆腐渣工程）の横行について
2023年
2023年4月1日 広東省深圳市である高層マンションの購入者たちが、あまりにひどい欠陥住宅だとして解約を求める抗議活動を行った。
2023年5月18日 広東省深圳の龙冈の大規模マンションで深夜、異常な振動を居住者が感じ警察に通報するとともに、居住者が外に飛び出た。居住者を退避させて安全調査をすることになった。このマンションが2000年に建築されたものであるため、中国のマンションは50年を使用期限とするのに比べ建築後23年で振動が生じたことに、手抜き工事を指摘する声がある。
2023年5月25日 吉林省長春市で築4年の高層マンションの外壁が強風ではがれて崩落して自動車を直撃。負傷者が出た（サムネイルに写真）。
2023年5月31日 天津市の八里台東路で不動産業者の碧桂园がおこなっていた開発プロジェクトで16棟の高層マンションで沈下、傾斜、基礎崩壊などが生じた。6月5日までに被害は42の建物におよび、3000名余りの住民の居住継続が不可能になった。（小区路坍塌 天津碧桂园 数千人离散 中国报 2023/06/07）(天津碧桂园斜楼更严重了 台湾大纪元时报2023/06/18)
2023年7月6日 湖南省娄底で高層ビルの壁面が落下し4人が怪我した。
2023年7月23日 黒竜江省チチハルの中学校で体育館のコンクリート製の屋根が崩落。バレーボールの練習をしていた女子生徒、教員ら19人が下敷きになり、11人が死亡し7人が負傷した。当局は責任を追及しようとする遺族らの抗議活動を抑え込み、不満が広がった。
2023年11月6日 黒竜江省佳木斯市のスポーツセンターの屋根の一部が崩落した。中学生が卓球の練習をしていたが、異常に気付き脱出を試みたが直後に崩落。3人が亡くなった。
2023年11月6日 江蘇省南京市の南京鼓楼医院で、患者で込み合う午後の時間帯に、天井の石膏ボードが大規模に落下する事故があった。幸いケガ人はいなかった。
2024年
2024年2月3日 湖南省張家界市の観光スポット「七十二奇楼」で降雪のため仮設の屋根が崩落。22人の負傷者が出た。
2024年2月3日 河南省新陽市で建設中の体育館の屋根が降雪のため崩落した。
2024年2月21日 湖北省隋州市で大雪のためスーパーマーケットの屋根が崩落した。
2024年2月21日 江蘇省宿遷市で「第一人民医院」の外来ホールの屋根が崩落した。
2024年3月23日 江蘇省鎮江市のショッピングモールで2階の床の一部が突然抜け落ちた。2人が怪我をした。
2024年5月1日深更。広東省の梅大高速道路で、大雨の中、路面が崩落する事故が発生。23両の車が墜落、48人が死亡、30人けがという大惨事になった。
2024年7月19日 連日の豪雨の中、陕西省商洛市の丹寧高速道路で橋が川に崩落、車両25両が川に落ちた。15人が救出されたが31人は行方不明。
2024年8月8日 貴州三穂県にある老橋が、多くの人が見守る中、崩壊した。前日の8月7日に亀裂が発見され、通行止めが行われ、多くの人が見守る中、崩壊した。60年ほど前の橋とされる。
吉林省吉林市で税務局が保有する3－4層の住宅の安全性の問題があったので補修を進めていたところ、10月12日に亀裂が発見され翌13日には工事を停止して、見守っていた。結果、2024年10月23日に倒壊した。
2024年11月15日 雲南省昆明市で川の上に建設されたスーパーで開店早々、川の上の部分で荷重が重く床が抜け、居合わせた母子が、多くの品物などとともに川に投げ出された。幸い母子は助かった。
2024年11月18日 吉林省白城市でアイススケート場の天井全体が落ちる事故が起きた。幸いケガ人はいなかった。ただこのスケート場は2019年開場と使用開始からわずか5年での事故であることから、手抜き工事が疑われている。
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