方励之 鄧小平宛書簡 1989/01/06
中央軍事委員会鄧小平主席
今年は中華人民共和国成立四十年、また五四運動から七十年にあたり、四十年七十年の前後には必ず多くの記念活動があることでしょう。しかしここで過去を振り返るにあたり、多くの人は今日さらに未来に関して、この二つの記念日が新たな希望につながることを期待しています。
このようなことから、私は謹んで建議します。この両日が来る際に、全国で魏京生や彼と類似の政治犯について大赦を実行することを。
私は、魏京生本人についていかなる判断することも考えていませんが、彼のようにすでに十年近く服役した人の釈放は人道的で、社会の気分を良好にすると考えます。
今年はフランス革命からちょうど二百周年にあたります。フランス革命が示した自由、平等、博愛、人権はすでに人類が普遍的に尊重するところであると見られていることは、言うまでもないことです。それゆえ私は再度謹んで私の建議を考慮下さることを希望します。未来に対し新たな尊重をさらに加えられんことを。
敬具(謹頌)
幸の近いことを(近棋)
方励之 1989年1月6日
典拠:致鄧小平公開信
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