人生初の海外出張
みなさんこんにちは 今回は僕の人生初海外出張のエピソードをお話ししたいと思います。今後仕事で海外出張に行く予定のある方 特に初めて行く方には参考に？なることもあるかもしれませんので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
１．お告げは突然やってきた
２．何を準備すれば・・・・
３．いざ出発
４．現地ではいろんなことが
５．終わってみて
１．お告げは突然やってきた
僕は現在勤めている会社には３１才のとき中途で入社しました。まだ入社して１年にも満たないころ配属されたチームの先輩に呼び出され「来月インドネシア行くから準備しとけ」といかにも慣れた口調で突然言われました。僕は当時外国へ行って仕事をするなんて全く想像したこともなかったため 何をしにインドネシアへ？？ まさか先輩と旅行？？ と その言葉が何を意味するのかさっぱりわからず「はぁ・・はい」と言ってたと思います。
その後 その先輩や他のメンバーからいろいろなことを聞いてようやく事情が呑み込めてきました。まあざっくりいうとインドネシアの田舎町のほうでのマーケットリサーチのようなものですね。これまで日本ではやったことはあったものの外国でそのようなことをするのはもちろん初めてなので行く前からすでにテンパってました。どうもこの会社ではこのように外国へ行って仕事をしてくるという流れがごくごく当たり前で 東京の建設会社の人が「ああ 明日は横浜の現場に ちょっと行ってくるわ」くらいのノリだと思います。（ちょっとちがうかｗ） そんな感じで行くことになりました。
２．何を準備すれば・・・・
海外旅行には行ったことはありますが仕事となると事情は異なります。当時は先輩たちに何を準備すればよいか聞きまくってましたが 必要なものはだいたいこんなものです。
まずは航空券の確保、それから宿泊場所の確保、現地スタッフとの事前打ち合わせ（最重要）、現地スタッフへの説明資料、ビザ取得（これが時間かかるので最優先ですね）、僕の場合レンタカーなど運転するケースがあるので国際免許の取得、などです。
交通手段（主に航空券ですね）や宿泊場所の確保は僕の場合 交通手段の確保は提携している旅行会社に申請すると予約してくれます。宿泊場所は現地のスタッフおよび駐在員へ日時と場所を連絡して予約してもらうようにお願いします。自宅から空港までの交通手段は事後申請でどうにでもなるので後回し
インドネシアで観光の場合はビザ不要ですが僕のように商業目的の場合その内容によってビザが必要になります 商談などの場合 シングルビザ（１回だけ有効）、マルチプルビザ（１年間何度でも入国可）、作業などする場合は就労ビザなどが必要になってきます とにかく仕事で行く場合はビザ。僕の場合先ほどの提携している旅行会社にビザ申請すると取得できます 確か２週間くらいかかった気がしますので 出張先がインドネシアと決まった場合はまずビザ申請ですね。（商談だけの場合は現地空港で取得できるビザもありますがトラブル回避のため事前に日本で取得した言ったほうが良いと思います）
そして国際免許ですがこれは全国各地の運転免許センターなどで即日取得できます。ただし一応これは有効期限が１年間で かつ 返却することが前提となっているのでご注意。（僕は１度紛失したことがあります 今考えると恐ろしい）
ちなみにまた今度紹介しようと思うのですが「台湾」はこの国際免許が通用しません ある特殊な書類がその代わりになります これはまた今度
そして サンプル商品などハンドキャリーで持っていくときはインボイスやカルネなどの書類の準備も必要になってきます。これは現地に置いて帰ってくる場合と再度日本へ持って帰ってくる場合や持っていく物などによって必要な書類も変わってくるので注意が必要です。最悪の場合意図せず「密輸」という犯罪になってしまうので。また空港で申請のためにけっこうか時間を取られてしまうのでなにか「物品」を現地へ持っていく場合にはハンドキャリーはお勧めしません 事前にDHLなどの国際宅配で先方に送ってしまったほうがなにかとトラブル回避できるので僕は断然こちらをお勧めします。
最後にプライベートで必要なものについてですが これらはいろいろな海外旅行ブログなどで情報があふれているので割愛します。実際僕が仕事道具以外でもっていく物は今では本当に少ないです。（下着類とかも現地調達とか）
３．いざ出発
前日は忘れ物の無いように何回も確認し
さあ 初めての海外出張へいざ行かん！
よく飛行機搭乗時間の２時間前までには空港へ着くようにと言われてます 初めての人はその通りですね 時間に余裕をもって到着するように出発しましょう。 僕は一時期空港到着から最短でどのくらいで搭乗口までたどり着けるかのタイムアタックにはまったことありました 確か最速で20分くらいで行けましたね（中部国際空港＆優先チェックイン）ｗ
ちなみに僕の先輩は飛行機着陸から自宅まで1時間切ったことがあるそうですｗｗｗ 着陸からですよ
そして空港へ着いたらチェックインで荷物を預けますがここで注意が
リチウムバッテリーを搭載した機器は預けられません 機内持ち込みとなります。仕事で行かれる方はだいたいPCを持っていると思うのですがこれは手荷物で機内持ち込みしましょう。ほかにも仕事で使うようなバッテリーを搭載している機器は同じくダメです。
チェックインが済んだらこんどはセキュリティチェックで荷物検査ですがここでもPCはバックから出して丸見えの状態にしてX線を通します。これは複雑な電子機器は爆弾の疑いがあるからのようです なので 丸見えの状態にします。これもこのときはじめて知りました。あと この当時は確かOKだったんですが現在は液体物の持ち込みはダメです もし持っていたら残念ながらここで捨てるしかありません ありがちなのがコンタクトレンズの保存液などですね、機内で外すんでしょうか みなさんよくここで泣く泣く捨ててます。
セキュリティチェックが終わったらイミグレーションで出国手続きです。日本の場合はここでパスポートを提示して顔写真のチェックくらいですぐ終わります さあ これが終わればあとは飛行機乗るだけですね
４．現地ではいろんなことが
さあ インドネシア スカルノハッタ国際空港に到着しました。飛行機を降りるとモワッとした空気がまとわりつきます。
荷物を受け取ったら税関を通過（申請するものなければそのままスルー）しいよいよ下界へ。 僕の場合ここでタクシーを調達してホテルへ向かいます。一応業務なのでインドネシアでは信頼のあるゴールデンバードというタクシーを使って行きます。 さてホテルへついたらもう夜なのでご飯を軽く食べて明日の準備して おやすみなさい
翌日からは早速仕事です 先方へは先方が用意してくれた車が迎えに来てくれるのでそれに乗って向かいます。 そして激しい渋滞に襲われながら到着しました。
いやー本当に外国で仕事するんだなー
ではまずご挨拶 コミニュケーションは英語で行います。
まさか外国で仕事するなんてこれまで考えたことなかったから英語なんて・・・ は・ハロー・・・(￣∇￣;)ハッハッハ 最初はこんなもんでしたね。 よろしくお願いします。 あとは先輩にお任せ
早速 これからのスケジュールや業務内容などの打ち合わせをして 翌日から地方へ移動するのでその準備も そして初日終了
翌日も同じく先方が用意してくれた車で会社へ向かい 到着後すぐに調査用に機材などを積み込んだ車とともに僕たち人間も地方都市へ移動です。
高速道路を使って行ったのですが日本の高速道路とは大違いですねカルチャーショックです。 中央分離帯は無い、パーキングエリアは砂利、路肩で車が事故ってるなどなど。 と ここで軽い事件が パーキングでトイレ休憩していた時近くに警察官がいるのが見えました。この時は気にしてませんでしたが 再出発直後にこの警察官が乗ったパトカーに止められました。現地スタッフがなにやら会話して警察官にお金を渡してます。 あとで事情を聴いたら さっきの警察官 日本人がいたのがわかったので難癖付けて逮捕し反則金と称した賄賂を受け取ろうとしたらしいのです。現地スタッフは僕たちを守らなくてはならないのでお金を渡して穏便に済ましてくれました。
いやあ なんて国だ。。。。
そして地方都市に到着 ここは日本の新幹線問題でも話題になった「バンドン」という町です。ここのさらにはずれのほうが今回の目的地になります さあ もう夜なのでみんなとご飯食べに行ってホテルへ戻ります。
現地スタッフと別れた後 僕も少しだけこの国に慣れてきたんでしょうか ちょっと冒険したくなり先輩を誘って近辺をウロウロ散歩しました。そこで見つけた屋台でなにやらおいしそうなものが売ってます。油で揚げたおやつのようですね 早速買ってきてホテルでそれを食べてから寝ました。
が・・・夜中に目が覚め・・・ 腹の調子がめちゃくちゃ悪い！ やばい 猛烈な下痢が・・・・そして数回寝ては起きてトイレの繰り返しで朝となり
いかん もうすぐ集合時間になる とりあえず持ってきた整腸剤を飲んで休んでたら少し落ち着いてきました ふう なんとか行けそうかな。
あまり調子に乗って飲み食いしてはいけないとこの時思いました。
その後の仕事は順調で 予定の業務は全て終わりジャカルタへと戻りました。
最後にみんなで今回の成果などについてのミーティングを行い解散となりました。
５．終わってみて
初めての海外出張は行く前から緊張しまくり また 現地へついてからも緊張の連続で日本で同じ業務をするよりもアウェー感が強く 一応会社の代表として行っているのでなにかミスをしても自分以外頼れるものが無く非常に大きなプレッシャーの中で仕事をしました。なので ふと緊張が途切れた時に調子に乗って飲み食いして下痢になったりとかやってしまいました。
現地スタッフとのコミニュケーションは英語ですがこのときはほとんど会話できませんでした もっと勉強しとけばよかったと後悔しました。でもこの時の経験があったので今ではある程度は英語での会議やコミュニケーションもできるようになりました。
終わってみるとたくさんの失敗や事件などありましたが結果的に仕事は成功に終わり達成感としては本当に大きなものを感じました。この後もっとたくさんの外国に行くことになるのですが今でもこの時の達成感が一番大きかったと思ってます。
初めて海外出張に行かれる方 なにか参考になったでしょうか
最後まで読んでいただきありがとうございました また別のエピソードを書きたいと思います。
趣味の自転車ブログも興味ありましたらご覧ください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？